第5章:いざ、耳コピチャレンジ!
5-2. Melody Transcription (メロディーをコピーしてみよう)!
耳コピの基本的な進め方がわかったところで、いよいよ各パートの攻略だ! まず挑戦するのは、曲の「顔」であり「心」でもあるMelody (メロディー)。 歌のパートや、楽器のソロなど、一番耳に残りやすい部分だね。でも、その音の高さやリズムを正確に聞き取るのは、意外と奥が深いんだ。 このページでは、メロディーをコピーするための心構えと具体的なテクニック、そして便利な練習方法を紹介するよ!
メロディーコピーの心得:これを押さえれば大丈夫!
- Sing it out loud! (とにかく歌う!): これが最強の武器! 聞こえてきたメロディーを、まずは自分の声で「ラララ~♪」と歌ってみよう。音程やリズムを体で覚えることで、楽器で音を探すのがずっと楽になるよ。音痴なんて気にしない!
- Start with short phrases (短いフレーズから): 一度に長いメロディーを全部コピーしようとせず、2~4小節くらいの短いフレーズに区切って挑戦しよう。一つ一つ確実にクリアしていくのがコツ。
- Focus on the first note (最初の音を正確に): フレーズの最初の音が何の音なのかを正確に捉えることが超重要! 最初の音が分かれば、その後の音は「前の音より高い?低い?どのくらい?」と相対的に判断しやすくなるよ。
- Pay attention to the contour (音の上がり下がりを意識): メロディーがどんな形をしているか(音の輪郭)を意識しよう。「次は上がってるな」「大きくジャンプしたぞ」「お、隣の音に進んだ」みたいに、音の動きを追いかけるんだ。
メロディーコピーの実践テクニック集
- 区切って、しつこく聴く:コピーしたいフレーズを決めたら、その部分だけを何度も何度も繰り返し再生しよう。DAWソフトや音楽プレーヤーのループ再生機能が便利だよ。
- 楽器で音を探す:聞こえてきた音を、ピアノやギターなどの楽器(なければ下の鍵盤アプリでもOK!)で実際に弾いて探してみよう。「この音かな?」「あ、こっちの音だ!」と試行錯誤するうちに、だんだん耳が鍛えられる。
- 音程をフル活用:第3章で練習した音程の知識を思い出そう!「今の音は、前の音から長3度上がったな」「ここは完全5度のジャンプだ!」みたいに、音と音の距離(インターバル)を意識すると、格段に精度が上がるよ。
- リズムも同時にキャッチ:音の高さだけでなく、それぞれの音がどのくらいの長さで鳴っているか(音価)、どこに休符があるか(間)も正確にコピーしよう。手拍子でリズムを確認したり、口で「タン・タタ・ウン」と歌ってみるのもいいね。
- 歌詞も大きなヒント:もし歌のメロディーをコピーするなら、歌詞の言葉の区切りやアクセント、息継ぎの場所などが、フレーズの区切りやリズムのヒントになることがあるよ。
音の確認に!JSピアノ鍵盤アプリ
「この音かな?」と思ったら、下のピアノ鍵盤で音を鳴らして確認してみよう。耳コピしたい曲を聴きながら、この鍵盤でメロディーを探ってみてね!
お助けピアノ鍵盤
new Audio()
徹底活用術!君だけの耳コピ練習機を作ろう!
耳コピの練習でめちゃくちゃ役立つのが、コピーしたい部分だけを切り取った短い音声ファイルを、何度も繰り返し再生すること。
そして、その再生速度を変えられたら、速いフレーズもゆっくり聞き取れて最高だよね!
JavaScriptのnew Audio()
という命令とHTMLを組み合わせれば、そんな自分専用の耳コピ練習機が作れちゃうんだ!
マイ耳コピフレーズ・プレーヤー
ここに、お手持ちの短い音声ファイル(MP3, WAVなど)を選んでセットしてみてね!
1.0x
使い方ヒント:
- パソコンにある無料の音声編集ソフト(例えば「Audacity(オーダシティ)」)を使って、コピーしたい曲の数秒間だけを切り出して、MP3やWAVファイルとして保存しよう。
- 上の「ファイルを選択」でそのファイルを読み込めば、このページ上で再生、一時停止、ループ再生、そして再生速度の変更ができるようになるよ!
- 速くて聞き取れないメロディーは、再生速度を「0.5x」とか「0.75x」みたいに遅くして聞いてみよう。一音一音がはっきり聞こえてくるはず!
メロディーがコピーできたら
苦労して聞き取ったメロディーは、そのままにしないで形に残そう!
- 楽譜に書く:五線譜に音符とリズムを書き起こしてみよう。これは楽譜を読む良い練習にもなるよ。
- DAWに打ち込む:もしDAWソフト(音楽制作ソフト)を使っているなら、ピアノロールにメロディーを打ち込んでみよう。実際に音が鳴らせるから、確認もしやすい。
- 自分で演奏/歌ってみる:コピーしたメロディーを、自分の楽器で演奏したり、歌ったりしてみよう。そして、原曲と聴き比べて、「ちゃんとコピーできてるかな?」と確認するんだ。これが一番の達成感!
まとめ
メロディーの耳コピは、曲の心と直接対話するようなもの。 根気はいるけど、聞こえてきた音を一つ一つ自分のものにしていく喜びは格別だよ! 歌うこと、短いフレーズに集中すること、そして便利なツールを活用することを忘れずに、楽しみながらメロディーハンターになろう!
次は、曲の土台を支える「ベース音とコード(和音)の耳コピ」に挑戦だ!
Summary of English words (英単語のおさらい)
英単語 (English Word) | 意味 (Meaning) | 例文 (Example Sentence) | 意訳 (Japanese Translation of Example) |
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Melody Transcription | メロディーの耳コピ(採譜) | Melody transcription requires good pitch recognition. | メロディーの耳コピには良い音感が必要です。 |
Sing it out loud! | 大きな声で歌う! | If you want to learn the melody, | sing it out loud!メロディーを覚えたければ、大きな声で歌いましょう! |
Start with short phrases | 短いフレーズから始める | Don't try to transcribe everything at once; | start with short phrases.一度に全部コピーしようとせず、短いフレーズから始めましょう。 |
Focus on the first note | 最初の音に集中する | Focus on the first note of the phrase to get oriented. | 方向性を掴むためにフレーズの最初の音に集中してください。 |
Pay attention to the contour | (音の)輪郭に注意を払う | Pay attention to the contour of the melody, whether it goes up or down. | メロディーが上がるか下がるか、その輪郭に注意を払いましょう。 |
new Audio() |
(JSの音声再生命令) | With ▶ new Audio(), you can control audio playback with JavaScript. |
`new Audio()` を使うと、JavaScriptで音声再生を制御できます。 |