第2章-1節: ツールチップってどんなもの?
さあ、今日からはいよいよ具体的な補足情報のテクニックを学んでいくよ!記念すべき最初のテーマは「ツールチップ」だ!
きっと君も、ウェブサイトを見ているときやパソコンを使っているときに、無意識のうちに何度も出会っているはずだよ。どんなものか、一緒に見ていこう!
🔍 ツールチップとは?
ツールチップとは、マウスカーソルを画面上の何かの要素(文字、画像、ボタンなど)の上に乗せたとき(これを「hover(ホバー)」とか「マウスオーバー」って言うよ!)に、フワッと現れる小さな説明文やヒントのことなんだ。
まるで、案内役の人が「これはね…」と耳元でそっと教えてくれるようなイメージかな。カーソルをその要素から離すと、ツールチップはスッと消えるのが一般的だよ。
こんな感じ! → マウスを乗せてみてね!これがツールチップだよ!
(これはCSSだけで表示しているシンプルな例だよ。実際にはマウスを乗せた時だけ表示するよ!)
👀 どんなところで使われているの? 具体例を見てみよう!
ツールチップは、本当に色々な場所で活躍しているんだ。いくつか例を挙げるね。
ウェブサイト以外でも、例えばパソコンのソフトで、よく分からないボタンにマウスカーソルをそっと乗せると、そのボタンの名前や機能が小さな四角で表示されたりするよね。あれもツールチップの一種だよ!
👍 ツールチップの良いところ (メリット)
- 画面がスッキリする!: 常に説明文を表示しておく必要がないから、ページ全体のごちゃごちゃ感を減らせるよ。
- 直感的に情報が得られる!: 気になったところにカーソルを合わせるだけで情報が出てくるから、操作が簡単で分かりやすい。
- ユーザーの邪魔をしにくい!: 小さなウィンドウなので、ユーザーが見ているメインのコンテンツを大きく隠したりしない。クリックも不要なことが多いよ。
🤔 ちょっとだけ注意しておきたいこと
ツールチップは便利だけど、使うときには少しだけ気にしておきたいポイントもあるんだ。
- 長い文章には向かない: ツールチップはあくまで「短い」ヒント用。たくさんの情報を詰め込むと読みにくくなっちゃう。
- 必ず見てほしい情報には△: ユーザーがマウスを乗せなければ表示されないから、絶対に見逃してほしくない大切な情報は、別の方法で伝える方が良い場合もあるよ。
- スマホやタブレットでは?: スマートフォンやタブレットには、パソコンのようなマウスカーソルがないよね。だから「マウスを乗せる」という操作ができない。この場合は、タップしたときに情報を表示するなど、別の工夫が必要になるんだ。(この話はまた後で詳しくね!)
🎨 Canvasで動きをイメージしてみよう!
ツールチップがフワッと現れて、スッと消える様子をCanvasで簡単なアニメーションにしてみよう。下の「ターゲット」と書かれた四角にマウスカーソルを乗せてみてね!
(ここにマウスを合わせるとツールチップが出るアニメーションが表示されます)
🇬🇧英語の豆知識コーナー
ツールチップに関連する英単語をチェック!
まとめ
今回は、ツールチップがどんなもので、どんな時に便利なのかを見てきたね。
- ツールチップは、マウスを乗せると現れる小さな親切なヒント。
- 画面をスッキリさせつつ、ユーザーにさりげなく情報を提供できる。
- でも、使い方には少し注意も必要。
なんとなくイメージはつかめたかな? 次のページでは、いよいよHTMLとCSSを使って、実際にシンプルなツールチップを作ってみるよ!お楽しみに!