主格助詞「이/가」
韓国語の主格助詞「이/가」は、日本語の「~が」に相当し、文の主語(動作や状態の主体)が何であるかを明確に示す役割をします。これも、前の名詞の語末にパッチムがあるかないかで使い分けます。
「이/가」の使い分けルール:
- 主語になる名詞の最後の文字にパッチムがある場合 → 이 を使います。(例: 사람 → 사람이)
- 主語になる名詞の最後の文字にパッチムがない場合 → 가 を使います。(例: 친구 → 친구가)
「은/는」と「이/가」のニュアンスの違い:
非常に重要なポイントです。簡単に言うと、以下のような違いがあります。
- 은/는 (~は): 文全体のテーマ(Topic)を示します。「(他のものではなく)~は」という比較のニュアンスや、一般的な事実を述べるときに使います。(例: 사과는 맛있어요. / りんごは(一般的に)美味しいです。)
- 이/가 (~が): 文の主語(Subject)を特定します。「誰が?」「何が?」という質問への答えや、新しい情報を提示するときに使います。(例: 사과가 맛있어요. / (目の前にある)りんごが美味しいです。)
また、「있다 (ある/いる)」「없다 (ない/いない)」の前や、形容詞(述語)文では、「~が」にあたる「이/가」が使われることが非常に多いです。
例文
- 天気が良いです。→ 날씨가 좋아요.
- 雨が降ります。→ 비가 와요.
- 人が多いです。→ 사람이 많아요.
- 時間がありません。→ 시간이 없어요.
- 誰が来ましたか? → 누가 왔어요? (누구 + 가 → 누가)
- 私がやりました。 → 제가 했어요. (저 + 가 → 제가)
練習問題 (100問)