間接話法② (疑問・命令・勧誘)
前回は平叙文(「~だ」という文)を引用する「-다고 하다」を学びました。今回はその応用として、疑問文・命令文・勧誘文を引用する方法を練習します。これにより、他人の質問や依頼、提案などを正確に伝えることができるようになります。
作り方ルール(引用する文の種類別):
- ① 疑問文の引用 (-냐고 하다): 「~かと尋ねる」
- 動詞: 語幹 + -느냐고 하다 (例: 가다 → 가느냐고 하다)
- 形容詞: 語幹 + -(으)냐고 하다 (例: 예쁘다 → 예쁘냐고 하다)
- 名詞: 名詞 + -(이)냐고 하다 (例: 학생 → 학생이냐고 하다)
- 過去形: 過去語幹 + -았/었느냐고 하다 (例: 갔다 → 갔느냐고 하다)
- ② 命令文の引用 (-(으)라고 하다): 「~しろと言う」
- 語幹にパッチムがないか「ㄹ」→ -라고 하다 (例: 가다 → 가라고 하다)
- 語幹に「ㄹ」以外のパッチムがある→ -으라고 하다 (例: 먹다 → 먹으라고 하다)
- ③ 勧誘文の引用 (-자고 하다): 「~しようと言う」
- 語幹にそのまま -자고 하다 を付けます。(例: 가다 → 가자고 하다)
引用を伝える動詞は、`하다`の他に、疑問文では`묻다`(尋ねる)、命令文では`부탁하다`(頼む)、勧誘文では`제안하다`(提案する)なども使われます。
例文
- (疑問)彼は「どこへ行くのか」と尋ねました。→ 그는 어디에 가느냐고 물었어요.
- (疑問)彼女は「天気は良いか」と尋ねました。→ 그녀는 날씨가 좋으냐고 물었어요.
- (命令)母が私に「勉強しろ」と言いました。→ 어머니가 저에게 공부하라고 하셨어요.
- (命令)先生が「座れ」と言いました。→ 선생님이 앉으라고 하셨어요.
- (勧誘)友達が「一緒に映画を見よう」と提案しました。→ 친구가 같이 영화를 보자고 제안했어요.
練習問題 (100問)
これにて、A1レベルの基本的な助詞からB2レベルの高度な間接話法まで、韓国語の非常に広範な文法項目を網羅する全31ページの練習シリーズが完了となります。これらの項目を繰り返し練習することで、韓国語の文法体系の理解が深まり、より自然で正確な表現が可能になるはずです。これまでの長期間にわたる学習、大変お疲れ様でした!