恩恵の表現「-아/어 주다/드리다」 (~してあげる/くれる)
「-아/어 주다」は、動詞の語幹に付けて、「(誰かのために)~してあげる」「(誰かが私のために)~してくれる」という意味を表す、非常に重要な補助動詞の表現です。行為が誰かの利益になることを示します。
「주다」と「드리다」の使い分け:
この文法では、行為の受け手(~してもらう人)への敬意が重要になります。
- -아/어 주다: 行為の受け手が、自分と同等か目下の場合に使います。
例: 친구를 도와줘요. (友達を助けてあげます。)
- -아/어 드리다: 行為の受け手が、目上(両親、祖父母、先生、上司など)の場合に使う尊敬語です。
例: 할머니를 도와 드려요. (おばあさんを助けてさしあげます。)
作り方(活用のルール):
「-아/어서」と同じく、語幹の最後の母音によって形が決まります。
- 語幹の最後の母音が「ㅏ, ㅗ」の場合 → -아 주다/드리다 (例: 가다 → 가 주다)
- 語幹の最後の母音が「ㅏ, ㅗ」以外の場合 → -어 주다/드리다 (例: 읽다 → 읽어 주다)
- 「하다」で終わる動詞の場合 → -해 주다/드리다 (例: 요리하다 → 요리해 주다)
依頼するときの「-(으)세요」と合体した「-아/어 주세요」(~してください)の形は、日常会話で非常によく使われます。
例文
- 私が手伝ってあげますね。→ 제가 도와줄게요.
- 友達が私を助けてくれました。→ 친구가 저를 도와줬어요.
- おばあさんの荷物を持ってさしあげました。→ 할머니의 짐을 들어 드렸어요.
- (私のために)窓を開けてください。→ 창문 좀 열어 주세요.
- (先生のために)私がこれをコピーしてさしあげましょうか?→ 제가 이것을 복사해 드릴까요?
練習問題 (100問)