経験・試行「-아/어 보다」 (~してみる)
「-아/어 보다」は、動詞の語幹に付けて、その動作を試してみることや、経験したことを表す文法です。「보다」は本来「見る」という意味の動詞ですが、この文法では補助動詞として使われ、「~してみる」というニュアンスを加えます。
「-아/어 보다」の主な使い方:
- 試行・勧誘: 「~してみてください」と、相手に何かを試すように勧めるときに使います。
例: 이 옷을 입어 보세요. (この服を着てみてください。)
- 経験: 過去形「-아/어 봤어요」の形で、「~したことがあります」と、過去の経験を述べるときに非常によく使われます。
例: 저는 김치를 먹어 봤어요. (私はキムチを食べたことがあります。)
作り方(活用のルール):
これまでの「-아/어서」や「-아/어야 되다」と同じく、語幹の最後の母音によって形が決まります。
- 語幹の最後の母音が「ㅏ, ㅗ」の場合 → -아 보다 (例: 가다 → 가 보다)
- 語幹の最後の母音が「ㅏ, ㅗ」以外の場合 → -어 보다 (例: 먹다 → 먹어 보다)
- 「하다」で終わる動詞の場合 → -해 보다 (例: 생각하다 → 생각해 보다)
例文
- このキムチを一度食べてみてください。→ 이 김치를 한번 먹어 보세요.
- 私は済州島に行ったことがあります。→ 저는 제주도에 가 봤어요.
- あなたはこの本を読んだことがありますか?→ 이 책을 읽어 봤어요?
- 韓国映画を見たことがあります。→ 한국 영화를 본 적이 있어요. (「-ㄴ 적이 있다」も経験を表す類似表現です)
- 一度やってみます。→ 한번 해 볼게요. (「-아/어 보다」と未来形が組み合わさることも多いです)
練習問題 (100問)