尊敬の命令形「-(으)세요」 (~してください)
「-(으)세요」は、動詞の語幹に付けて「~してください」「~なさってください」という、丁寧な命令・依頼・勧誘を表す語尾です。目上の方に対してや、公的な場面で使われる尊敬のこもった表現です。
「-(으)세요」の作り方ルール:
- ルール①:語幹の最後にパッチムがない、または「ㄹ」パッチムの場合 → -세요
語幹にそのまま `-세요` を付けます。「ㄹ」パッチムの場合は、その「ㄹ」が脱落するので注意が必要です。
例: 가다 (行く) → 가 + 세요 → 가세요
例: 만들다 (作る) → 만드 + 세요 → 만드세요 (`ㄹ`脱落)
- ルール②:語幹の最後に「ㄹ」以外のパッチムがある場合 → -으세요
語幹に `-으세요` を付けます。
例: 앉다 (座る) → 앉 + 으세요 → 앉으세요
尊敬語の動詞:
`먹다` (食べる) → `드시다`、`자다` (寝る) → `주무시다`、`있다` (いる) → `계시다` のように、特定の動詞は尊敬語の形に変わってから `-(으)세요` が付きます。(例: 드세요, 주무세요, 계세요)
例文
- いらっしゃいませ。(来てください)→ 어서 오세요.
- お座りください。→ 앉으세요.
- これを読んでください。→ 이것을 읽으세요.
- 窓を開けてください。→ 창문을 여세요. (`ㄹ`脱落)
- おやすみなさい。(安らかにお休みください)→ 안녕히 주무세요. (尊敬語)
- さようなら。(安らかにいらしてください)→ 안녕히 계세요. (その場に残る人へ)
- さようなら。(安らかに行ってください)→ 안녕히 가세요. (その場を去る人へ)
練習問題 (100問)