ウルトラ先生のエスペラント語教室

対格ってなんだろう？ 文の「主役」と「相手役」を見分ける魔法！

みんな、こんにちは！A1レベルで動詞 havi (持つ) を勉強したとき、「私は本を持っています (Mi havas libron.)」のように、名詞の最後に -n がつくことがあるのに気づいたかな？あの -n こそが、今回の大冒険のテーマ、「対格（たいかく）」、エスペラント語で Akuzativo (アクーザティーヴォ) の印なんだ！

「対格」と聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれないけど、心配しないで！これは、文の中で「誰が何をしたのか」そして「何をされたのか」をはっきりさせるための、とっても便利な目印なんだ。日本語の助詞「～を」に似た働きをするよ。

例えば、「犬が猫を追いかける」という文では、「追いかける」という行動の「相手役（目的語）」は「猫」だよね。エスペラントでは、この「猫」に「私はあなた（猫）が相手役ですよ！」というシルシの -n をつけてあげるんだ。

この対格 -n をマスターすると、エスペラントの文の構造がぐっと理解しやすくなるし、なんと！言葉の順番をある程度自由に変えても意味が通じる、というエスペラントの面白い特徴も体験できるようになるんだ。まさに、言葉の魔法だね！

この節では、対格の秘密を一つ一つ解き明かしていくよ。準備はいいかな？対格 -n の大冒険に出発だ！