A Historical Debate (歴史的論争)
The cause of the ancient city's collapse is a topic of debate. It is thought to have been caused by a massive earthquake. However, some evidence suggests that the city is thought to have been abandoned due to a long drought. The final answer is yet to be found. The truth is believed to have been lost to time.
本文の和訳
古代都市の崩壊の原因は、論争の的となっている。それは巨大地震によって引き起こされたと考えられている。しかし、いくつかの証拠は、その都市が長い干ばつのために放棄されたと考えられていることを示唆している。最終的な答えはまだ見つかっていない。真実は時の流れの中に失われてしまったと信じられている。
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"It is thought..." (それは考えられている…)
→ "...to have been caused..." (引き起こされたと)
ネイティブの感覚
`It`が主語の伝聞構文です。`It`は`the collapse`(崩壊)を指します。「崩壊」は「引き起こされる」側なので受動態`be caused`。さらに、「考えられている」現在より「引き起こされた」過去の方が前なので、完了受動態`to have been caused`となります。「巨大地震によって引き起こされたと考えられている」という、専門家の推測を表します。
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"...the city is thought..." (その都市は考えられている…)
→ "...to have been abandoned..." (放棄されたと)
ネイティブの感覚
`The city`を主語にした伝聞構文です。「都市」は「放棄される」側なので受動態`be abandoned`。過去の出来事なので完了受動態`to have been abandoned`となります。「その都市は、長い干ばつのために放棄されたと考えられている」という、別の仮説を提示しています。
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"The final answer is yet..." (最終的な答えはまだ〜だ…)
→ "...to be found." (見つけられていない)
ネイティブの感覚
(復習)`be yet to be done`で「まだ〜されていない」。「最終的な答え」は「見つけられる」側なので受動態`to be found`が使われています。「最終的な答えはまだ見つけられていない」という、研究が道半ばであることを示す表現です。
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"The truth is believed..." (真実は信じられている…)
→ "...to have been lost to time." (時の流れの中に失われたと)
ネイティブの感覚
「真実」は「失われる」側であり、過去の出来事なので、完了受動態`to have been lost`が使われています。「真実は時の流れの中に失われてしまったと信じられている」という、謎が未解決のままであることを示唆する、文学的な響きのある表現です。