A Historical Account (歴史的記述)
The peace treaty was to have been signed on that day, but the negotiations broke down. The new bridge was to have been completed by the end of the year, but construction was delayed. The secret message was never to have been revealed to the public. This city was to have been destroyed in the war, but it was miraculously saved.
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"The peace treaty was..." (その平和条約は〜はずだった…)
→ "...to have been signed." (署名されているはずだった)
ネイティブの感覚
`be to`構文の完了形と受動態の組み合わせです。「平和条約」は「署名される」側なので受動態`be signed`。さらに、その署名が(過去のある時点で)完了しているはずだったが実現しなかったので、完了形の受動態`to have been signed`となります。「署名されているはずだった」という、実現しなかった過去の公式な予定を表します。
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"The new bridge was..." (その新しい橋は〜はずだった…)
→ "...to have been completed." (完成しているはずだった)
ネイティブの感覚
これも同じ構造です。「新しい橋」は「完成させられる」側であり、その完成が(過去の年末までに)完了しているはずだったが実現しなかった、という状況です。`was supposed to have been completed`とほぼ同じ意味ですが、`was to have been`の方がよりフォーマルで、公式な計画が狂ったことを示唆します。
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"The secret message was never..." (その秘密のメッセージは決して〜べきではなかった…)
→ "...to have been revealed." (明かされるべきでは)
ネイティブの感覚
`never`が加わることで、「決して〜されるべきではなかった」という、強い後悔や非難のニュアンスが生まれます。「秘密のメッセージ」が「公に明かされる」という完了状態になることは、決してあってはならない運命だった(のに、そうなってしまった)、という、取り返しのつかない事態を表します。
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"This city was..." (この都市は〜される運命だった…)
→ "...to have been destroyed." (破壊される)
ネイティブの感覚
この構文は、必ずしもネガティブな結果だけを表すわけではありません。「破壊される運命だった(が、されなかった)」という、危機一髪で助かった奇跡的な状況を表すこともできます。文脈によって、実現しなかったことへの「安堵」を表すこともできる、奥深い表現です。