A Difficult Goodbye (辛い別れ)
It was time for him to leave. I could not bring myself to say goodbye. He is reputed to be a man of few words, but his silence spoke volumes. He is a man given to contemplation. I have nothing to add to what has already been said.
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前からチャンク理解
"I could not bring myself..." (私は自分自身を〜な状態にできなかった…)
→ "...to say goodbye." (さよならを言うという)
ネイティブの感覚
`bring oneself to do`は、通常否定文で`cannot bring oneself to do`として使われ、「(感情的な理由で)どうしても〜する気になれない」という意味です。「さよならを言う」という行為に向かって(→)、自分自身を「持っていく(bring)」ことができなかった、という、心の抵抗を表す表現です。
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前からチャンク理解
"He is reputed..." (彼は〜という評判だ…)
→ "...to be a man of few words." (口数の少ない男だと)
ネイティブの感覚
`be reputed to be`で「〜という評判だ、〜だと言われている」。`be said to be`と似ていますが、`reputed`(評判の)を使うことで、より世間一般での「評判」に基づいているニュアンスが強まります。`It is reputed that he is...`の書き換えです。
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前からチャンク理解
"He is a man..." (彼は男だ…)
→ "...given to contemplation." (熟考にふける傾向にある)
ネイティブの感覚
`be given to -ing/名詞`で「〜する癖がある、〜にふける傾向がある」。ここでの`to`は前置詞なので、後ろは名詞`contemplation`(熟考)が来ています。「熟考」という方向へ、彼の性質が「与えられている(given)」というイメージで、特定の習慣や性癖を持っていることを表す、少し硬い表現です。
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前からチャンク理解
"I have nothing..." (私には何もない…)
→ "...to add to what has already been said." (すでに言われたことに付け加えるべき)
ネイティブの感覚
(復習)形容詞的用法と前置詞の組み合わせです。`add nothing to what...`(〜なことに何も加えない)という関係なので、最後に前置詞`to`が必要です。「すでに言われたことに対して加える」という行為に向かう(→)べき「何も」ない、という構造です。