ページ57 不定詞の受動態 `to be done`

「~される」という受け身の状況を表現する

The Community Cleanup (地域清掃)

Our community park was a mess. There were many things that needed to be cleaned up. The first task to be tackled was collecting all the trash. I was happy to be asked to lead a team. I want this park to be loved by everyone in the community.

There were many things that needed to be cleaned up.
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"...many things that needed..." (〜する必要があった多くのもの…)
→ "...to be cleaned up." (きれいにされる)

ネイティブの感覚

(復習)主語の`things`は「きれいにされる」側なので、受動態の不定詞`to be cleaned up`を使います。「多くのもの」が必要としていたのは、「きれいにされる」という状態に向かう(→)ことだった、という感覚です。`need cleaning`と動名詞を使うこともできますが、意味はほぼ同じです。

The first task to be tackled was collecting all the trash.
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"The first task..." (最初のタスク…)
→ "...to be tackled..." (取り組まれるべき)
→ "...was collecting all the trash." (は、全てのゴミを集めることだった)

ネイティブの感覚

形容詞的用法と受動態の組み合わせです。「タスク」は「取り組まれる」側なので`to be tackled`となります。「取り組まれるべき最初のタスク」という、これから行われるべき事柄を表しています。`the first task to tackle`と言うと、能動的な意味合い(我々が取り組むべきタスク)が強まります。

I was happy to be asked to lead a team.
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"I was happy..." (私は嬉しかった…)
→ "...to be asked to lead a team." (チームを率いるよう頼まれて)

ネイティブの感覚

感情の根拠を示す不定詞が受動態になっています。「嬉しい」理由が、「頼まれた」という受け身の出来事だからです。「嬉しい」という感情が、「頼まれる」という行為に向かっている(→)イメージです。`I was happy that someone asked me...`とほぼ同じ意味ですが、より簡潔です。

I want this park to be loved by everyone.
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"I want this park..." (私はこの公園に〜であってほしい…)
→ "...to be loved by everyone." (みんなに愛される存在に)

ネイティブの感覚

`want O to do`の構文が受動態になった形です。目的語`this park`は「愛される」側なので`to be loved`となります。「この公園」が「みんなに愛される」という状態に向かう(→)ことを「私が望んでいる」という構造です。