A Tragic Hero (悲劇の英雄)
The young prince was destined to become a great king. However, his kingdom was doomed to fall into ruin. He was loath to accept his fate, but he had no choice. He would be the last man to abandon his people.
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"The young prince was destined..." (その若い王子は運命づけられていた…)
→ "...to become a great king." (偉大な王になるように)
ネイティブの感覚
`be destined to do`で「〜する運命にある」。`destiny`(運命)から来ており、「偉大な王になる」という未来に向かう(→)ことが、神や天によって「運命づけられている」という、壮大で抗えない力の働きを表します。
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"His kingdom was doomed..." (彼の王国は運命づけられていた…)
→ "...to fall into ruin." (滅びるように)
ネイティブの感覚
`be doomed to do`も「〜する運命にある」ですが、`doom`は「(悪い)運命」を意味するため、必ずネガティブで悲劇的な結末に対して使われます。「滅びる」という悪い未来に向かう(→)ことが、避けられない運命として決まっていた、というニュアンスです。
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"He was loath..." (彼は気が進まなかった…)
→ "...to accept his fate." (自分の運命を受け入れることに)
ネイティブの感覚
`be loath to do`で「〜するのをひどく嫌がる、気が進まない」。`be reluctant to do`と似ていますが、`loath`の方がより強い嫌悪感や抵抗感を表す、少し文語的な言葉です。「運命を受け入れる」という行為に向かう(→)ことに、心が強く反発している状態です。
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"He would be the last man..." (彼は最後の人だろう…)
→ "...to abandon his people." (自分の民を見捨てる)
ネイティブの感覚
(復習)`the last person/man to do`で「最も〜しそうにない人、決して〜しない人」。「民を見捨てる最後の人」→「彼が民を見捨てるなんてことは絶対にない」という、彼の高潔な人格を強調する表現です。