ページ8 慣用表現と be to 構文

知っていると便利な決まり文句を学ぶ

Future Plans and News (将来の計画とニュース)

To tell the truth, I'm not sure about my future career. My parents say that if I am to succeed, I must study harder. It's good advice, I know. On the news, they said the prime minister is to visit the US next month. So to speak, it's a very important trip.

To tell the truth, I'm not sure about my future career.
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"To tell the truth,..." (実を言うと、)
→ "...I'm not sure about my future career." (将来のキャリアに確信が持てないんだ)

ネイティブの感覚

これは「独立不定詞」と呼ばれるもので、文全体を修飾する決まり文句です。「これから本当のことを言う方向に向かうと(→)」という前置きのニュアンスです。`To be honest` (正直に言うと), `Needless to say` (言うまでもなく), `So to speak` (言ってみれば) など、会話のクッションとして使われるものが多く、丸ごと覚えてしまうのが効率的です。

If I am to succeed, I must study harder.
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"If I am to succeed,..." (もし私が成功するつもりなら、)
→ "...I must study harder." (もっと一生懸命勉強しなければならない)

ネイティブの感覚

`be動詞 + to不定詞`は、単なる未来や願望ではなく、「〜することになっている」という予定や義務、運命といった、より確定的でフォーマルなニュアンスを持ちます。ここでは「成功するという方向に向かうことが決まっているのなら」という強い意志を表します。`will`や`be going to`よりも硬い響きがあります。

The prime minister is to visit the US next month.
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"The prime minister is to visit..." (総理大臣は訪問することになっている…)
→ "...the US next month." (来月、アメリカを)

ネイティブの感覚

これも`be to`構文です。ニュースや公式発表でよく使われ、「訪問することが公式な予定として決まっている」というニュアンスを表します。「総理大臣の状態(is)が向かう先は(→)訪問すること」というイメージで、個人的な意志を超えた公的なスケジュールであることを示唆します。