ページ7 不定詞の否定と頻出構文

`not to`, `too ... to`, `enough to`を使いこなす

Window Shopping (ウィンドウショッピング)

I saw a beautiful jacket in a shop window. But it was too expensive to buy. I decided not to spend too much money this month. I'm saving money to travel abroad. I think I'm old enough to manage my own budget.

It was too expensive to buy.
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前からチャンク理解

"It was too expensive..." (それは高すぎた…)
→ "...to buy." (買うにはね)

ネイティブの感覚

`too`には「〜すぎる」というネガティブな響きがあります。「高すぎる」という状態が、`to`の矢印の先にある「買う」という行為を妨げているイメージです。だから「高すぎて買えない」という意味になります。決して「買うには高すぎる(けど頑張れば買える)」というポジティブな意味にはなりません。

I decided not to spend too much money.
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前からチャンク理解

"I decided..." (私は決めた…)
→ "...not to spend too much money." (お金を使いすぎないようにと)

ネイティブの感覚

不定詞を否定するときは、`to`の直前に`not`を置くだけです。「決めた」内容が向かう先(→)は、「〜しないこと(not to spend)」だと示しています。`to`と動詞の原形の結びつきは強いので、その間に`not`を割り込ませることはできません。

I'm old enough to manage my own budget.
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前からチャンク理解

"I'm old enough..." (私は十分な年齢だ…)
→ "...to manage my own budget." (自分の予算を管理するのにね)

ネイティブの感覚

`enough`は「十分」というポジティブな感覚です。「十分な年齢」という状態が、`to`の矢印の先にある「管理する」という行為を可能にしているイメージです。「〜するのに十分な状態だ」と、能力や条件が満たされていることを示します。