Personal Goals (個人の目標)
I want to travel around the world someday. My sister hopes to become a veterinarian. My friend decided to start his own business. We are all working hard to achieve our respective dreams.
この文の感覚を掴む
前からチャンク理解
"I want..." (私は望んでいる…)
→ "...to travel..." (旅することを)
ネイティブの感覚
この文で「旅する」のは誰でしょう?もちろん主語の`I`ですね。このように、文の主語(望む人)と不定詞の行動主(旅する人)が同じ場合、わざわざ`for me`と言う必要は全くありません。`I want for me to travel...`と言うと、非常に不自然で冗長に聞こえます。主語の意志が、そのまま不定詞の行動に向かっている(→)からです。
この文の感覚を掴む
前からチャンク理解
"My sister hopes..." (私の姉は望んでいる…)
→ "...to become a veterinarian." (獣医になることを)
ネイティブの感覚
`hope`(望む)のも`My sister`、`become`(なる)のも`My sister`です。主語が一致しているので、`for my sister`は不要です。未来志向の動詞(`want`, `hope`, `decide`, `plan`など)の後に不定詞が続く場合、その行動主は文の主語である、と考えるのが基本です。
この文の感覚を掴む
前からチャンク理解
"My friend decided..." (私の友人は決めた…)
→ "...to start his own business." (彼自身のビジネスを始めることを)
ネイティブの感覚
これも同様です。「決めた」のも「始める」のも`My friend`です。`for him`を入れる余地はありません。`It is important for him to start...`のように、文の主語が`It`であったり、不定詞の行動主が文の主語と異なる場合に`for`が必要になる、と整理すると分かりやすいでしょう。
この文の感覚を掴む
前からチャンク理解
"We are all working hard..." (私たちは皆、一生懸命努力している…)
→ "...to achieve our respective dreams." (それぞれの夢を達成するために)
ネイティブの感覚
目的を表す副詞的用法でも、その行動主は文の主語と一致します。「努力している」のも`We`、「達成する」のも`We`です。`for us`は不要です。`for`はあくまで「誰が」その行動をするのかを「わざわざ示す」ための言葉であり、文脈から明らかならば付ける必要はない、という感覚が重要です。