A Phone Call (電話での会話)
I called my friend Ken, but he sounded distracted. He seemed to be watching a movie. He pretended to be listening to me, but I could tell he wasn't. Later, I heard he had an exam the next day. He is said to have been studying all night. No wonder he appeared to be dozing off during our call.
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前からチャンク理解
"He seemed..." (彼は〜のようだった…)
→ "...to be watching a movie." (映画を観ている最中のように)
ネイティブの感覚
`to be -ing`(不定詞進行形)は、「〜している最中」という、その瞬間のライブ感を表します。「彼が〜のようだった」のと同じ時点で、「映画を観る」という行為が進行中だったことを示します。「彼の様子」が向かう先(→)が、「映画を観ている」という進行中のアクションである、という感覚です。
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"He pretended..." (彼は〜のふりをした…)
→ "...to be listening to me." (私の話を聞いている最中の)
ネイティブの感覚
`pretend to do`(〜するふりをする)の不定詞が進行形になった形です。「私の話を聞く」という行為が進行中であるかのような「ふりをした」という意味になります。`pretend to listen`が「聞くふりをする」という行為全体を指すのに対し、`pretend to be listening`は「今まさに聞いているよ」という臨場感を装っているニュアンスが強まります。
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"He is said..." (彼は〜と言われている…)
→ "...to have been studying all night." (一晩中ずっと勉強していたと)
ネイティブの感覚
不定詞の完了形(`to have done`)と進行形(`to be -ing`)が合体した、完了進行形`to have been -ing`です。「言われている」のは現在ですが、「勉強していた」のは過去で、しかもその行為が「一晩中ずっと続いていた」という継続のニュアンスを表します。「現在の評判」が「過去の継続的な行為」に向かっている(→)イメージです。
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前からチャンク理解
"He appeared..." (彼は〜のように見えた…)
→ "...to be dozing off..." (うたた寝している最中のように)
ネイティブの感覚
`appear to do`(〜のように見える)と不定詞進行形の組み合わせです。「〜のように見えた」のと同じ時点で、「うたた寝する」という行為がまさに進行中だった、という状況を描写しています。「彼の外見」が向かう先(→)が、「うたた寝している」という進行中のアクションだった、という感覚です。