ページ34 `be to be + 過去分詞`

「~されることになっている」という予定や規則

Museum Rules (美術館の規則)

This special exhibition is very popular. All tickets are to be purchased in advance. This painting is not to be touched under any circumstances. The museum is to be closed at 5 p.m. sharp. The missing statue was to be found later in the storage room.

All tickets are to be purchased in advance.
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"All tickets are to be purchased..." (全てのチケットは購入されることになっている…)

ネイティブの感覚

`be to`構文(義務・予定)と受動態が組み合わさった形です。主語の「チケット」は「購入される」側なので受動態になります。「全てのチケットの状態(are)が向かうべき先は(→)購入されること(be purchased)だ」という、公式な規則や指示を表す硬い表現です。

This painting is not to be touched.
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"This painting is not to be touched." (この絵に触れてはならない)

ネイティブの感覚

否定形にすることで「〜されるべきではない」という強い禁止を表します。「この絵の状態(is)が向かうべき先は(→)触れられること(be touched)ではない(not)」という感覚です。`Don't touch this painting.`よりも、掲示や規則で使われるフォーマルで客観的な禁止表現になります。

The museum is to be closed at 5 p.m. sharp.
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"The museum is to be closed..." (美術館は閉館することになっている…)

ネイティブの感覚

これも「予定」を表す`be to`構文と受動態の組み合わせです。「美術館」は「閉められる」側なので受動態になります。「美術館の状態(is)が向かう先は(→)閉められること(be closed)だ」という、公式なスケジュールを示す表現です。

The missing statue was to be found later in the storage room.
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"The missing statue was to be found..." (行方不明の像は発見されることになっていた…)

ネイティブの感覚

ここでは「運命」の`be to`構文が使われています。「その像の状態(was)が向かう運命だった先は(→)発見されること(be found)だった」という、物語のようなニュアンスです。単に`was found`(発見された)と言うよりも、その発見がまるで予め決まっていたかのような、劇的な響きを与えます。