ページ3 ネイティブ感覚でつかむ不定詞

文法用語は忘れて、`to`の矢印(→)のイメージで理解しよう!

My Weekend Plan

My goal for this weekend is to climb Mt. Fuji. I'm so excited to see the sunrise from the top. I have many things to prepare before I go. First, I need to buy new hiking boots. I'll go to the sports shop to find a good pair. I'm not sure what to wear, so I should check the weather forecast. To be honest, I'm a little nervous, but I believe it will be a great experience.

My goal for this weekend is to climb Mt. Fuji.
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前からチャンク理解

"My goal for this weekend is..." (今週末の私のゴールはね…)
→ "...to climb Mt. Fuji." (それは富士山に登ることだよ)

ネイティブの感覚

`to`は「→」のイメージです。「My goal = to climb」のように、主語(My goal)がイコールで向かう先(→)が「登るという行為」だと示しています。「私のゴールが指し示しているのは → 登ること」という感覚です。

(補足)文法的な説明

主語の内容を説明する補語の役割を担う、不定詞の名詞的用法です。

I'm so excited to see the sunrise from the top.
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前からチャンク理解

"I'm so excited..." (すごくワクワクしてるんだ…)
→ "...to see the sunrise." (日の出を見ることにね)

ネイティブの感覚

「ワクワクしている(excited)」という感情が、どの方向に向かっている(→)かを示しています。「私のワクワクが向かう先は → 日の出を見ること」という心の動きを表しています。

(補足)文法的な説明

感情の原因を表す、不定詞の副詞的用法です。

I have many things to prepare before I go.
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前からチャンク理解

"I have many things..." (私にはたくさんのことがあるんだ…)
→ "...to prepare." (これから準備するべきね)

ネイティブの感覚

「たくさんのこと(many things)」があって、それらが向かうべき(→)アクションが「準備する(prepare)」ことだと説明しています。この「これから〜する方向に向かう」というニュアンスが、日本語の「〜するための」「〜すべき」という訳につながります。まさに「準備へと向かうべき事柄」という感覚です。

(補足)文法的な説明

直前の名詞を修飾する、不定詞の形容詞的用法です。

I'll go to the sports shop to find a good pair.
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前からチャンク理解

"I'll go to the sports shop..." (スポーツショップに行くよ…)
→ "...to find a good pair." (目的は良い一足を見つけるためさ)

ネイティブの感覚

「お店に行く」という行動が、どの目的へ向かっている(→)かを明確に示しています。「行く → 見つける」という行動の流れが、`to`一つでスムーズに繋がります。

(補足)文法的な説明

目的を表す、不定詞の副詞的用法です。

I'm not sure what to wear.
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前からチャンク理解

"I'm not sure..." (よくわからないんだ…)
→ "...what to wear." (何を着るべきかってことをね)

ネイティブの感覚

「何(what)」という疑問が、具体的なアクション「着る(wear)」に向かっている(→)感じです。「何? → 着る」という繋がりで、「何を着るべきか」という一つの意味のカタマリを作ります。`how to ~` (どうやって〜するか), `where to ~` (どこで〜するか) も同じ感覚です。

(補足)文法的な説明

「疑問詞+to不定詞」の形で、文の目的語になる名詞句を作ります。