Giving a Speech (スピーチにて)
Good evening, everyone. To begin with, I'd like to thank you for coming. It was a long project and, to be sure, there were many difficulties. To make matters worse, we had a budget cut in the middle. But everyone was willing to work together, and we finally completed it.
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前からチャンク理解
"To begin with,..." (まず初めに、)
→ "...I'd like to thank you for coming." (ご来場に感謝申し上げます)
ネイティブの感覚
(復習)独立不定詞の一種で、「まず初めに、手始めに」という意味の決まり文句です。「始めることから始めると」といった直訳のイメージで、スピーチやプレゼンの冒頭で話を切り出すのに非常に便利です。`First of all`とほぼ同じ意味で使えます。
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"...and, to be sure,..." (そして、確かに、)
→ "...there were many difficulties." (多くの困難があった)
ネイティブの感覚
`to be sure`は「確かに、間違いなく」という意味で、文中に挿入されることが多いです。前に述べたことを受け、これから言うことが事実であることを強調する働きがあります。「確かな状態である(be sure)方向に向かうと(to)」という感覚で、話に確信を与えます。
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前からチャンク理解
"To make matters worse,..." (さらに悪いことに、)
→ "...we had a budget cut." (私たちは予算を削減された)
ネイティブの感覚
これも独立不定詞で、「さらに悪いことに、おまけに」と、悪い状況に追い打ちをかける出来事を述べる時に使います。「事態(matters)をより悪くする(make worse)方向に向かうと(to)」というイメージで、良くない話が続くことを聞き手に知らせるサインになります。
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"Everyone was willing..." (誰もが進んで〜する気持ちだった…)
→ "...to work together." (一緒に働くことを)
ネイティブの感覚
`be willing to do`で「進んで〜する、〜するのをいとわない」という意味。`will`(意志)から来ており、「〜する意志がある」状態を表します。「喜んで!」という積極的な気持ちから、「(面倒だけど)やってもいいよ」という消極的な同意まで、文脈によって幅広く使えます。「協力する」という行為に意志が向かっている(→)イメージです。