ページ12 動詞との自然な結びつき

特定の動詞が導く未来の行動を掴む

The Computer Problem (PCトラブル)

My computer suddenly shut down. I failed to save my report! I tried to reboot it, but the computer refused to start. I called my friend who is good at computers. He promised to come over and help. After two hours of hard work, he finally managed to fix it.

I failed to save my report!
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前からチャンク理解

"I failed..." (私は失敗した…)
→ "...to save my report!" (レポートを保存することに!)

ネイティブの感覚

`fail to do`で「〜しそこなう、〜できない」という意味になります。「保存する」という行為に向かって(→)進んだけど、結果的に「失敗(fail)」に終わった、というニュアンスです。`couldn't save`(保存できなかった)とほぼ同じ意味ですが、`fail to`には「やろうとしたけどダメだった」という挑戦と失敗のプロセスが含まれます。

The computer refused to start.
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前からチャンク理解

"The computer refused..." (そのPCは拒否した…)
→ "...to start." (起動することを)

ネイティブの感覚

`refuse to do`で「〜するのを拒む」という意味。無生物のPCを主語にすることで、まるでPCに意志があるかのように「何度やっても頑として起動しない」という状況を生き生きと表現できます。「起動する」という方向(→)への進行を、PC自身が「拒絶(refuse)」しているようなイメージです。

He promised to come over and help.
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前からチャンク理解

"He promised..." (彼は約束した…)
→ "...to come over and help." (やって来て手伝うと)

ネイティブの感覚

`promise to do`で「〜すると約束する」。`promise`した時点ではまだ行われていない、未来の行動について話しています。「約束」した内容が向かう先(→)が「来て手伝う」という未来の行動であることを示します。`want`や`decide`と同じく、未来志向の動詞は不定詞と相性が良いです。

He finally managed to fix it.
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"He finally managed..." (彼はついにやり遂げた…)
→ "...to fix it." (それを修理することを)

ネイティブの感覚

`manage to do`で「なんとか〜する、どうにかやり遂げる」という意味。単に`could fix`(修理できた)と言うよりも、「困難だったけど、工夫したり努力したりして、最終的になんとか修理にこぎつけた」という苦労のプロセスと達成感が含まれます。「修理する」というゴール(→)を、なんとか「管理下(manage)に置いた」というイメージです。