ページ10「人」に「行動」を促す

`want 人 to do` の形で気持ちを伝えよう

Asking for Advice (アドバイスを求める)

I'm struggling with my presentation. I really want you to give me some advice. I could ask my boss to help me, but he's very busy. My senior colleague told me to be more confident. I just expect this presentation to go well.

I really want you to give me some advice.
この文の感覚を掴む

前からチャンク理解

"I really want you..." (私は本当にあなたに望んでいる…)
→ "...to give me some advice." (アドバイスをくれるという行動をね)

ネイティブの感覚

「私が望んでいる」ことと、「あなたがアドバイスをくれる」という2つの出来事を`to`で繋いでいます。「あなた(you)」が「アドバイスをくれる(give)」方向に向かう(→)ことを「私が望んでいる(want)」という構造です。誰かに何かをしてほしい時の、最も基本的な表現です。

I could ask my boss to help me.
この文の感覚を掴む

前からチャンク理解

"I could ask my boss..." (上司に頼むこともできるんだけど…)
→ "...to help me." (私を手伝ってくれるようにと)

ネイティブの感覚

`want`と同じ構造です。「上司に頼む」→「上司が手伝う」という流れです。`ask`を使うことで、「〜してほしいな」という願望の`want`よりも、「〜してください」と具体的に依頼するニュアンスが強まります。

My senior colleague told me to be more confident.
この文の感覚を掴む

前からチャンク理解

"My senior colleague told me..." (先輩が私に言ったんだ…)
→ "...to be more confident." (もっと自信を持つようにって)

ネイティブの感覚

これも同じ構造です。「先輩が私に言った」→「私が自信を持つ」という流れ。`tell`を使うと、`ask`(依頼)よりも少し強い、指示や助言のニュアンスになります。命令ほど強くはありませんが、「〜するように」と方向性を示す感覚です。

I just expect this presentation to go well.
この文の感覚を掴む

前からチャンク理解

"I just expect..." (私はただ期待している…)
→ "...this presentation to go well." (このプレゼンがうまくいくことをね)

ネイティブの感覚

この構文は「人」だけでなく「モノ」や「コト」にも使えます。「プレゼン」が「うまくいく」方向に向かう(→)ことを「期待している」という構造です。`expect`は「そうなるのが当然だ」という確信に近い期待を表します。