時刻の表現

待ち合わせの時間、お店の開店時間、電車の出発時刻…「時間」は私たちの生活の中心です。
スペイン語の時間の言い方は、いくつかの「型」を覚えるだけでとても簡単です。このページで時計の読み方をマスターしましょう!

時刻を言うための黄金の型

時刻は「〜です」と表現するので、動詞は ser を使います。そして、スペイン語の時刻表現には、絶対に忘れてはならない最重要ルールがあります。

最重要ルール:1時だけは特別扱い!

時刻は、省略されているhora(s)(時間)という女性名詞に合わせて、冠詞や動詞の形が変わります。「1時 (una hora)」だけが単数、それ以外は複数と覚えましょう!

基本の型:「〜時〜分」

「時」と「分」は、y (〜と) で繋ぎます。

Son las [時] y [分].

例文(現在時刻):Son las nueve y diecinueve. (9時19分です。)

日常会話で役立つ!便利な時間の表現

日常会話では、「〜時半」や「〜分前」といった言い方をよく使います。これらも覚えておくと、とても自然に聞こえます。

🕒〜時ちょうど / 〜時半 / 〜時15分

「〜分前」の表現

時計の針が31分を過ぎたら、次の時間から分を引く「〜分前」という言い方がよく使われます。接続詞には menos (引く) を使います。

Son las [次の時] menos [残り分数].

もちろん、Son las nueve y cincuenta. のようにそのまま言っても全く問題ありません!

☀️午前・午後・夜の言い分け

時刻の後ろに、時間帯を表す言葉を付け加えます。

正午と真夜中
正午:Es el mediodía. / 真夜中:Es la medianoche.

時間の尋ね方・答え方

✈️応用編:24時間制と「0時台」の表現

日常会話では12時間制が一般的ですが、交通機関の時刻表や公式な場面では24時間制が使われます。もちろん「0時台」の表現も存在します!

① 日常会話での深夜0時

深夜0時は、la medianoche (真夜中)と言うのが最も一般的です。
「0時5分」のように分が付く場合は、「12時5分」として表現し、時間帯を表す de la madrugada (未明に・明け方に) という言葉をよく使います。

② 24時間制での0時

飛行機のEチケットやテレビ番組表などで見かける24時間制では、「0時」は cero horas と表現します。

ポイント:24時間制では、13時以降はそのまま数字を読みます。
例:15:00 → Son las quince. / 21:00 → Son las veintiuna. (※horaが女性名詞なので`veintiuno`ではなく`veintiuna`になります!)

時刻の表現 まとめ