時・場所・方法を説明する関係副詞

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先行詞を「いつ」「どこで」「どのように」の観点から修飾します。

「副詞」の働きをする関係詞

これまでは名詞の代わりになる「関係代名詞」を見てきました。今回は、`en ese lugar` (その場所で) や `en ese momento` (その時に) といった「副詞」の働きをする「関係副詞」です。

関係副詞は、先行詞が「場所」「時」「方法」を表す名詞のときに使われ、その後ろに完全な文(S+V...)が続いて、その先行詞を詳しく説明します。`前置詞 + 関係代名詞` (`en que`, `en el que`...) を、よりシンプルな1語で置き換えたものと考えると分かりやすいです。

① `donde` → 場所「〜する場所」

`lugar` (場所), `casa` (家), `ciudad` (都市) など、「場所」を表す先行詞を修飾します。関係副詞の中で最もよく使われます。

② `cuando` → 時「〜する時」

`día` (日), `año` (年), `momento` (瞬間), `época` (時代) など、「時」を表す先行詞を修飾します。会話では省略されたり、`en que` が使われたりすることも多いです。

③ `como` → 方法「〜する方法」

`forma`, `manera` (方法) といった先行詞を修飾します。これも `en que` で代用されることが多いです。

💡 会話では、特に関係副詞 `cuando` や `como` は、万能の `que` で代用されることが非常に多いです。(例: `el día que nos conocimos`, `la forma que me miras`)

まとめ

関係副詞は、先行詞を「時・場所・方法」という具体的な状況設定で説明するとても便利な道具です。特に `donde` は日常的に非常によく使われます。`la casa donde...` のような形で、まずは場所を説明するところからマスターしていきましょう。