時の副詞①:「いつ?」を点で捉える

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時の副詞①:「いつ?」を点で捉える

カレンダーや時計の上の一点を指し示し、動作のタイミングを明確にします。

"¿Cuándo?" の問いに答える部品

「場所」の次は、動作が行われた「時」を示す副詞句の世界へようこそ。`¿Cuándo es la fiesta?` (パーティーはいつ?) という問いに答えるのが、この部品の役割です。

今回は、時間の流れの中から特定の一点、つまり「時点」を表す表現に焦点を当てて、一つひとつ丁寧に見ていきましょう。

① 1語で「時」を表す基本副詞

`hoy` (今日), `ayer` (昨日), `mañana` (明日), `ahora` (今) といった単語は、それ自体が時を表す最も基本的な副詞です。

② `a` + 時刻

「〜時に」と具体的な時刻を言うときは、前置詞 `a` を使います。

💡 重要ルール:1時は女性単数名詞として扱い `a la una` となります。2時以降は複数形なので `a las dos`, `a las tres`... となります。

③ `en` + 月・年・季節

「〜月に」「〜年に」「〜の季節に」のように、月、年、季節といった比較的長い時間の単位には `en` を使います。

④ `por` + 時間帯 / 曜日 + 定冠詞

「午前中に」「午後に」といった一日の時間帯には `por` を使います。また、「月曜日に」のように特定の曜日を指す場合は、曜日に定冠詞 (`el`, `los`) をつけます。

まとめ

「いつ?」を点で示すには、どの時間の単位(時刻、日、曜日、月、年)かによって、使う前置詞 (`a`, `en`, `por`) や冠詞の有無が変わります。この使い分けに慣れることが、時を正確に表現するための最初のステップです。次回は、時間の「期間」を表す方法を学びます。