場所の副詞②:前置詞句で「場所」を具体的に

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場所の副詞②:前置詞句で「場所」を具体的に

基本的な前置詞を使いこなし、動作の舞台を正確に設定します。

前置詞句が場所を示す主役

`aquí`, `ahí`, `allí` といった1語の副詞に加え、より具体的な場所を示すために最もよく使われるのが「前置詞+名詞句」のカタマリです。どの前置詞を選ぶかによって、場所のニュアンスが変わってきます。今回は、最も基本的な前置詞 `en`, `a`, `sobre` などを見ていきましょう。

① `en` → 「〜の中で、〜の上で、〜で」

「〜の中」という内部(例: `en la caja` 箱の中)や、「〜の上」という接触面(例: `en la mesa` 机の上)、そして都市や国といった広い場所(例: `en Madrid` マドリードで)まで、非常に広い範囲で使われる最も基本的な場所の前置詞です。

② `a` → 「〜へ」

「〜へ」という方向や到達点を表します。特に `ir a ...` (〜へ行く) や `llegar a ...` (〜へ着く) のように、移動を表す動詞と非常に強く結びついています。

💡 復習:`a` + 男性単数定冠詞 `el` は、必ず `al` に縮約されるのを忘れずに!

③ `sobre` / `encima de` → 「〜の上に」

`en` も「〜の上に」という意味で使えますが、より明確に「表面の上」を指し示したいときには `sobre` や `encima de` を使います。

④ その他の重要な場所の前置詞

まとめ

場所を正確に表現するには、適切な前置詞を選ぶことが不可欠です。それぞれの前置詞が持つ基本的なイメージ(`en`は中/上、`a`は方向、`sobre`は表面)を掴み、使い分けに慣れていきましょう。