目的の副詞句①:「〜するために」を表す不定詞

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目的の副詞句①:「〜するために」を表す不定詞

自分の行動の「目的」や「意図」を説明するための、最も基本的な表現です。

行動の「目的」を説明する

「いつ・どこで・どのように」といった状況説明から一歩進み、ここからは、なぜその行動を取るのか、その「目的」を説明する方法を学びます。`¿Para qué estudias español?` (何のためにスペイン語を勉強するの?) という問いに答える部品です。

この「〜するために」という目的を表す最も基本的で重要な形が、`para + 不定詞` です。

`para` + 不定詞 (〜するために)

英語の `to do` に相当する目的の表現ですが、スペイン語では前置詞の `para` を伴うのが大きな特徴です。この形は、文の主語と、不定詞が示す行動の主が同じである場合に使われます。

`a` + 不定詞 で表す目的

`ir a...` (〜へ行く), `venir a...` (〜へ来る), `salir a...` (〜へ出かける) のような「移動を表す動詞」の後ろでは、`para` を省略して `a + 不定詞` の形で目的を表すことも非常によくあります。

まとめ

自分の行動の目的を「〜するために」と説明したいとき、まずは「`para` + 不定詞」を思い浮かべましょう。この形さえ覚えておけば、自分の行動の意図や理由を明確に、そして簡単に伝えることができます。ただし、これは文の主語と動作の主が同じ場合に限られます。主語が違う場合はどうするか、次のページで見ていきましょう。