頻度の副詞②:「週に一回」などを表す定形頻度
具体的な回数やパターンを示し、より正確な情報を伝えます。
決まった頻度を表す
`siempre` のような曖昧な頻度に対し、今回は「一日に三回」や「毎週月曜日」のように、具体的で決まった回数・パターンを表す「定形頻度」の表現を学びます。これらの表現は、いくつかの部品を組み合わせて作られます。
① 回数を表す表現 `una vez`, `dos veces`...
まず基本となるのが「〜回」という言い方です。
②「〜につき」を表す `al` / `a la`
「一日に」「一週間に」のように、単位となる期間あたり何回か、を言うときは、前置詞 `a` を使います。後ろに来る名詞の性によって `al` または `a la` となります。
💡 `día`, `mes`, `año` は男性名詞なので `al`、`semana` は女性名詞なので `a la` となります。
③ `cada` と `todos los / todas las`
「毎〜」と言いたいときには、この2つの表現が非常によく使われます。
- `cada` + 単数名詞: 「〜ごと」(英語の `each` や `every` に近い)
- `todos los / todas las` + 複数名詞: 「すべての〜」(英語の `every`)
定形頻度の置き場所
不定頻度の副詞とは違い、これらの具体的な頻度を表す句は、通常、文末に置かれます。これが最も自然な語順です。
まとめ
具体的な回数 (`... veces`) と単位期間 (`al día`, `a la semana`)、そして `cada...` と `todos los...` のパターンを覚えれば、自分の習慣を正確に、そして具体的に表現できるようになります。置き場所は「文末」が基本、と覚えておきましょう。