第18回:形容詞の格変化をマスター! 〜対格・与格・造格〜

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第18回:形容詞の格変化をマスター! 〜対格・与格・造格〜

Здравствуйте!

前回は、形容詞の前置格と生格での変化を学びましたね。今回は、残りの主要な格、対格・与格・造格における形容詞の変化を見ていきます。これで、形容詞の基本的な格変化はすべて出揃います。名詞と形容詞が常に一心同体で変化する感覚を、例文を通してしっかり掴みましょう。ここを乗り越えれば、表現の正確さが格段に上がります!

形容詞の【対格】:「〜を」

目的語を表す対格です。ルールは、目的語が「生物か無生物か」で少し変わりますが、まずは基本の「無生物」から覚えましょう。

例文で形容詞の対格変化を比較しよう

Я купил новый стол. (私は新しい机を買いました。) - 男性形は変化なし

Я читаю интересную книгу. (私は面白い本を読んでいます。) - `интересная` → `интересную`

形容詞の【与格】:「〜に」

「誰に」という間接目的語などを表す与格です。形容詞の語尾は以下のようになります。

例文で形容詞の与格変化を比較しよう

Я звоню моему старому другу. (私は私の古い友人(男)に電話します。)

Он дарит цветы красивой девушке. (彼は美しい女の子に花を贈ります。)

形容詞の【造格】:「〜で」「〜と」

道具や共同行為者を表す造格です。形容詞の語尾は以下のようになります。

例文で形容詞の造格変化を比較しよう

Я пишу синей ручкой. (私は青いペンで書きます。)

Она гуляет со своей маленькой собакой. (彼女は自分の小さな犬と散歩します。)

Он хочет стать известным врачом. (彼は有名な医者になりたがっています。)


今回のまとめ

形容詞の格変化、大変お疲れ様でした。これで主要な格は全て出揃いました。

  1. 形容詞は、どんな格でも必ず名詞とセットで変化する。
  2. 対格、与格、造格にもそれぞれ決まった語尾のパターンがある。

たくさんの形を覚える必要がありますが、まずは「形容詞と名詞はいつもペアで動く」という意識を持つことが、自然なロシア語への第一歩です。

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