気持ちと体調を伝える 〜感情・健康の表現集〜

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応用編 第40回:気持ちと体調を伝える 〜感情・健康の表現集〜

Здравствуйте!

会話は情報のやり取りだけではありません。自分の気持ちを伝えたり、相手の体調を気遣ったりすることで、コミュニケーションはより人間的で温かいものになります。今回は、「嬉しい」「悲しい」といった感情や、「頭が痛い」「疲れた」といった健康状態を表現するためのロシア語フレーズを学びます。ここでも、与格を使った無人称構文が大活躍します。

感情の表現 (`Мне + 状況述語`)

「(私にとって)〜だ」という与格を使った無人称構文は、自分の感情を表現するのに非常に便利です。

例文で感情表現を学ぼう

Мне весело. (私は楽しい。)

Мне грустно. (私は悲しい。)

Ему было скучно на лекции. (彼は講義が退屈だった。)

Нам очень приятно с вами познакомиться. (私たちはあなたと知り合えてとても嬉しいです。)

形容詞の短い形を使って `Я рад / рада` (私は嬉しい) と表現することもできます。

体調の表現

「疲れた」といった状態や、「〜が痛い」という具体的な症状を伝えるフレーズです。

一般的な体調

例文

Я устал / устала. (私は疲れました。) - 男性/女性

Я плохо себя чувствую. (気分が悪いです。)

Кажется, я простудился / простудилась. (風邪をひいたみたいです。)

「〜が痛い」: `У меня болит + [主格]`

「私のところで〜が痛む」という構文を使います。痛む場所が主語になるのがポイントです。

例文で「痛み」の表現を比較しよう

У меня болит голова. (私は頭が痛いです。) - `голова`(単数)なので`болит`

У него болит живот. (彼はお腹が痛いです。)

У неё болят зубы. (彼女は歯が痛いです。) - `зубы`(複数)なので`болят`


今回のまとめ

  1. 感情の多くは `Мне + 状況述語` (私にとって〜だ) という与格構文で表現できる。
  2. 「〜が痛い」は `У меня болит(болят) + [痛む場所(主格)]` という構文を使う。

`Что с вами случилось?` (どうなさいましたか?) と聞かれたときに、自分の状態を説明できるよう、これらのフレーズを覚えておきましょう。

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