入門編:「〜を」する 〜目的格助詞`을/를`と動詞の基本〜
안녕하세요!
これまでは名詞や存在詞を使った文を見てきましたが、今回はいよいよ「食べる」「飲む」「見る」といった、一般的な動作を表す「動詞」を使った文を作ります。そのために不可欠なのが、「〜を」にあたる目的格助詞 을/를 (ウル/ルル) です。また、日常会話で最も汎用性が高い動詞の丁寧語尾、~아/어요 (アヨ/オヨ) の作り方も、ここで完全にマスターしましょう。
目的格助詞 을/를 (〜を)
動作の対象となる「〜を」を表す助詞です。これも、前の名詞にパッチムがあるかどうかで形が変わります。
- 前の名詞にパッチムがある場合 → 을
- 前の名詞にパッチムがない場合 → 를
動詞のヘヨ体 (`~아/어요`) 活用
動詞の原形は、多くが ~다 で終わります。この `다` を取った部分(語幹)の最後の母音によって、`~아요` を付けるか `~어요` を付けるかが決まります。
- 語幹の最後の母音が 陽母音 (`ㅏ`, `ㅗ`) の場合 → ~아요
- 語幹の最後の母音が 陰母音 (`ㅏ`, `ㅗ`以外) の場合 → ~어요
- 하다 (する) で終わる動詞 → 해요 (不規則)
※母音が縮約するルールもありますが、まずはこの基本を覚えましょう。
例文で助詞と動詞活用を比較しよう
`먹다` (食べる) - 語幹 `먹` の母音は `ㅓ` (陰母音) → `먹어요`
저는 밥을 먹어요. (私はご飯を食べます。) - `밥`(ご飯)にパッチム有 → `을`
저는 빵을 먹어요. (私はパンを食べます。) - `빵`(パン)にパッチム有 → `을`
`보다` (見る) - 語幹 `보` の母音は `ㅗ` (陽母音) → `보아요` → 縮約して `봐요`
저는 영화를 봐요. (私は映画を見ます。) - `영화`(映画)にパッチム無 → `를`
저는 텔레비전을 봐요. (私はテレビを見ます。) - `텔레비전`(テレビ)にパッチム有 → `을`
`공부하다` (勉強する) - `하다`動詞 → `공부해요`
저는 한국어를 공부해요. (私は韓国語を勉強します。) - `한국어`(韓国語)にパッチム無 → `를`
今回のまとめ
- 「〜を」は、目的格助詞 `을/를` で表す。パッチムの有無で使い分ける。
- 日常会話の動詞の丁寧形は `~아/어요`。語幹の母音が陽母音か陰母音かで形が決まる。
- `하다`で終わる動詞は、`해요` の形になる。
「主語は 目的語を 動詞します」という、日本語と全く同じ語順で文を作れるのが、韓国語の大きな魅力です。