入門編:『ある・ない』の表現 〜存在詞`있다/없다`と場所の助詞`에`〜
안녕하세요!
今回は、「〜があります、います」「〜がありません、いません」という、存在を表すための非常に重要な表現を学びます。中心となるのは、있다 (イッタ / ある・いる) と 없다 (オプタ / ない・いない) という単語です。また、これらとセットで使われる「〜に」という場所を示す助詞 에 (エ) の使い方もマスターしましょう。
存在を表す `있다 / 없다`
`있다`と`없다`は、それ自体が述語になる特殊な品詞(存在詞)です。日常会話で最もよく使われる `~아/어요` の形で覚えましょう。
- 있다 (ある/いる) → 있어요 (イッソヨ / あります, います)
- 없다 (ない/いない) → 없어요 (オプソヨ / ありません, いません)
「何が」ある・ないのか、という主語には、主格助詞 이/가 を使います。
例文で `있어요/없어요` の使い方を学ぼう
시간이 있어요. (時間があります。)
시간이 없어요. (時間がありません。)
질문이 있어요. (質問があります。) - `질문` (質問) にパッチムがあるので `이`
친구가 없어요. (友達がいません。) - `친구` (友達) にパッチムがないので `가`
場所を表す助詞 에 (〜に)
「どこに」ある・いるのか、という場所を示すには、場所を表す名詞に助詞 에 を付けます。日本語の「〜に」と感覚が非常に似ています。この助詞は、前の名詞のパッチムの有無に関わらず、形は常に 에 です。
例文で場所の表現を比較しよう
책상 위에 책이 있어요. (机の上に本があります。)
책상 위에 연필이 있어요. (机の上に鉛筆があります。)
교실에 학생이 있어요. (教室に学生がいます。)
교실에 선생님은 없어요. (教室に先生はいません。) - `은/는`も使えます
今回のまとめ
- 「〜がある/いる」は `있어요`、「〜がない/いない」は `없어요`。
- 主語には主格助詞 `이/가` を使うのが基本。
- 存在の場所を示す「〜に」は、助詞 `에` を使う。
「場所に、モノが、ある/ない」という語順は日本語と全く同じです。この感覚を大切にしましょう。