入門編:文の主役を表す助詞 〜`은/는`と`이/가`〜
안녕하세요!
今回は、日本語の「は」と「が」にあたる、非常に重要で、そして多くの学習者が最初につまずく助詞、「主題助詞 은/는 (ウン/ヌン)」と「主格助詞 이/가 (イ/ガ)」の使い分けを学びます。どちらも文の主役を表しますが、ニュアンスが異なります。この違いを理解することが、自然な韓国語への第一歩です。
パッチムの有無で形が変わるルール
これらの助詞は、前の名詞にパッチムがあるかどうかで形が変わります。これは `~이에요 / ~예요` と同じ、韓国語の基本ルールです。
- 主題助詞「〜は」: パッチム有 → 은, パッチム無 → 는
- 主格助詞「〜が」: パッチム有 → 이, パッチム無 → 가
主題助詞 은/는 (〜は)
文のテーマ、つまり「(これから)〜についてはですね…」と話題を提示する役割を持ちます。他のものと比較・対照するニュアンスも含まれます。
例文で 은/는 の使い方を学ぼう
저는 학생이에요. (私は学生です。) - `저`にパッチムがないので`는`
이것은 책이에요. (これは本です。) - `이것`にパッチムがあるので`은`
사과는 맛있어요. 그런데 바나나는 맛없어요. (りんごは美味しいです。でもバナナは不味いです。) - 比較・対照のニュアンス
主格助詞 이/가 (〜が)
文の主語、つまり「(他の誰でもなく)〜が」と、動作や状態の主体を特定して示す役割を持ちます。初めて話題に出すものや、疑問文の主語にもよく使われます。
例文で 이/가 の使い方を学ぼう
날씨가 좋아요. (天気が良いです。) - `날씨`にパッチムがないので`가`
책이 재미있어요. (本が面白いです。) - `책`にパッチムがあるので`이`
누구가 왔어요? (誰が来ましたか?) - 疑問文の主語
使い分けのポイント
「私は学生です」は 저는 학생이에요 が一般的です。自己紹介で「私についてはですね…」と話題を提示するからです。一方で、「(そこにいるたくさんの人の中で)私がタナカです」と特定したい場合は 제가 다나카예요 と言います。
今回のまとめ
- 助詞 은/는 と 이/가 は、前の単語のパッチムの有無で形が変わる。
- 은/는 は「〜は」と話題を提示し、比較・対照のニュアンスを持つ。
- 이/가 は「〜が」と主語を特定する役割を持つ。
この使い分けは非常に奥深く、ネイティブでも説明が難しいと言われます。まずはたくさんの例文に触れて、そのニュアンスの違いを感じ取ることが大切です。