入門編:「AはBです」の基本文型 〜フォーマル体とインフォーマル体〜
안녕하세요!
ハングルの仕組みをマスターしたところで、いよいよ文法の世界に入っていきます。今回は、全ての基本となる「AはBです」という名詞文の作り方を学びます。韓国語の大きな特徴は、話す相手や場面に応じて、文末の形(語尾)を変えることで丁寧さのレベルを調整することです。まずは、最も代表的な2つの丁寧語、「〜です/ます(フォーマル)」と「〜です/ます(インフォーマル)」をマスターしましょう。
フォーマルな丁寧語:`~입니다` (イムニダ)
ニュースや講演、会社の会議など、公的でかしこまった場面で使われる、最も丁寧な語尾です。「〜でございます」に近いニュアンスを持ちます。使い方はとても簡単で、名詞の後ろにそのまま 입니다 を付けるだけです。
例文 (`~입니다`)
저는 학생입니다. (チョヌン ハクセンイムニダ / 私は学生です。)
이것은 책입니다. (イゴスン チェギムニダ / これは本です。)
한국 사람입니다. (ハングク サラミムニダ / 韓国人です。)
インフォーマルな丁寧語:`~이에요 / ~예요` (イエヨ / エヨ)
日常会話で圧倒的に多く使われる、親しみを込めた丁寧な語尾です。「〜です、〜だよ」くらいのニュアンスです。この語尾は、前の名詞にパッチムがあるかどうかで形が変わります。
- 前の名詞にパッチムがある場合 → 이에요
- 前の名詞にパッチムがない場合 → 예요
例文でパッチムの有無を比較しよう
パッチムがある場合:
이것은 책이에요. (イゴスン チェギエヨ / これは本です。) - `책` にパッチム `ㄱ` がある
저는 일본 사람이에요. (チョヌン イルボン サラミエヨ / 私は日本人です。) - `사람` にパッチム `ㅁ` がある
パッチムがない場合:
저는 의사예요. (チョヌン ウィサエヨ / 私は医者です。) - `의사` にパッチムがない
이것은 사과예요. (イゴスン サグァエヨ / これはリンゴです。) - `사과` にパッチムがない
今回のまとめ
- 韓国語は、語尾を変えて丁寧さを表現する。
- フォーマルな場面では、名詞に `~입니다` を付ける。
- 日常会話では、`~이에요 / ~예요` を使う。パッチムの有無で形が変わる。
この2つの丁寧語の使い分けは、韓国語のコミュニケーションの基本です。まずは日常会話でよく使う `~이에요 / ~예요` のパッチムルールに慣れましょう。