上級編:「〜ようです」を使いこなす 〜推量・推測の表現〜
안녕하세요!
今回は、断定を避けて表現を柔らかくしたり、不確かな事柄について話したりするときに使う、「推量・推測」の表現を学びます。「〜のようです」「〜みたいです」といった表現は、日常会話をより自然で円滑にします。韓国語にはいくつかの推量表現があり、状況や根拠の有無によって使い分けられます。ここから「上級編」として、より繊細なニュアンスの世界に踏み込みましょう。
① 基本の推量:`~는/은/을 것 같다`
最も一般的で、幅広く使える推量の表現です。「〜のようだ」「〜だと思う」という意味合いで、時制によって形が変わります。
`~것 같다` の時制別変化
現在:
- 動詞 + `~는 것 같다` → 비가 오는 것 같아요. (雨が降っているようです。)
- 形容詞 + `~(으)ㄴ 것 같다` → 이 옷은 좀 작은 것 같아요. (この服は少し小さいようです。)
過去:
- 動詞/形容詞 + `~(으)ㄴ 것 같다` → 그가 이미 떠난 것 같아요. (彼が既に出発したようです。)
- 어제 시험이 어려웠던 것 같아요. (昨日の試験は難しかったようです。) - 過去連体形`~던`も使われます
未来:
- 動詞/形容詞 + `~(으)ㄹ 것 같다` → 내일은 춥을 것 같아요. (明日は寒いでしょう。)
② 口語的な推量:`~나 보다 / ~(으)ㄴ가 보다`
何かを直接見たり聞いたりしたことを根拠に、「〜みたいだ」「〜のようだ」と推測する、より口語的な表現です。
- 動詞・`있다/없다` の語幹 + ~나 보다
- 形容詞の語幹 + ~(으)ㄴ가 보다
例文 (`~나 보다 / ~(으)ㄴ가 보다`)
식당에 사람들이 많네요. 음식이 맛있나 봐요. (食堂に人が多いですね。食べ物が美味しいみたいです。) - `맛있다`(形容詞扱い)→`맛있나 봐요`
친구가 전화를 안 받아요. 지금 바쁜가 봐요. (友達が電話に出ません。今、忙しいみたいです。) - `바쁘다`(形容詞)→`바쁜가 봐요`
밖에 비가 오나 봐요. (外は雨が降っているみたいですね。) - `오다`(動詞)→`오나 봐요`
今回のまとめ
- 一般的で幅広い推量は `~것 같다` を使う。時制によって形が変わる。
- 何かを直接見聞きした根拠に基づく、口語的な推量は `~나 보다 / ~(으)ㄴ가 보다` を使う。
これらの推量表現を使い分けることで、断定的な口調を避け、より自然で配慮のあるコミュニケーションが可能になります。