上級編:ニュースや本を読むために 〜書き言葉の文体 `~ㄴ/는다`〜
안녕하세요!
これまで私たちが学んできた `~아/어요` (ヘヨ体) や `~ㅂ니다/습니다` (ハムニダ体) は、聞き手を意識した「話し言葉」の丁寧語です。今回は、新聞、書籍、論文、あるいは日記など、不特定多数の読者や自分自身に向けて書く際に使われる「書き言葉の文体」を学びます。この文体は、客観的で中立的な響きを持ち、文末が `~다` で終わるのが特徴です。これをマスターすれば、読解できる韓国語の世界が飛躍的に広がります。
書き言葉の文体(平叙文)の作り方
品詞によって、文末の `~다` の前の形が変わります。
① 動詞の書き言葉:`~ㄴ/는다`
動詞の語幹に、パッチムがない場合は ~ㄴ다、ある場合は ~는다 を付けます。
例文 (動詞)
가다 (行く) → 한국 사람들은 밥과 김치를 매일 먹는다. (韓国の人々はご飯とキムチを毎日食べる。)
오다 (来る) → 봄이 온다. (春が来る。)
② 形容詞・存在詞の書き言葉:原形そのまま
形容詞や 있다/없다 は、原形の `다` の形のまま使います。
例文 (形容詞・存在詞)
날씨가 매우 좋다. (天気がとても良い。)
그녀는 정말 아름답다. (彼女は本当に美しい。)
책상 위에 책이 있다. (机の上に本がある。)
③ 名詞の書き言葉:`~이다`
名詞には 이다 を付けます。これは基本文型で学んだ形と同じです。
그는 나의 가장 친한 친구이다. (彼は私の最も親しい友達だ。)
時制の変化
過去形や未来形も、ヘヨ体から `요` を取った形や、`~(으)ㄹ 것이다` の形で表現します。
- 過去形: 갔다, 먹었다, 예뻤다 (行った、食べた、きれいだった)
- 未来形: 갈 것이다, 먹을 것이다 (行くだろう、食べるだろう)
今回のまとめ
- 書き言葉の文体は、新聞・本・日記などで使われる中立的な表現。
- 動詞は`~ㄴ/는다`、形容詞は原形、名詞は`~이다`が基本の形。
韓国のニュースサイトや好きなアイドルのブログなどを、この知識を使ってぜひ読んでみてください。これまでとは違った世界が見えてくるはずです。