韓国語 中級編:「もしも」の話を極める 〜仮定・条件の表現〜

HOME 文法まとめ 前へ 次へ

中級編:「もしも」の話を極める 〜仮定・条件の表現〜

안녕하세요!

今回は、「もし時間があれば…」「雨が降ったとしても…」「あの時もっと勉強していたら…」など、様々な「もしも」の話をするための「仮定・条件」の表現を学びます。単純な条件から、現実とは違う後悔や願望まで、これらの表現を使い分けることで、思考の幅がぐっと広がります。

① 基本の仮定・条件:`~(으)면` (〜すれば、〜なら)

最も一般的で広く使われる仮定・条件の表現です。動詞や形容詞の語幹に、パッチムがない場合は ~면、ある場合は ~으면 を付けます。

例文 (`~(으)면`)

시간 있으 같이 영화 봐요. (時間があれば、一緒に映画を見ましょう。) - `있다`にパッチム有→`으면`

한국에 가 꼭 연락주세요. (韓国に行ったら、必ず連絡ください。) - `가다`にパッチム無→`면`

이 약을 먹으면 괜찮아질 거예요. (この薬を飲めば、良くなるでしょう。)

② 逆の仮定:`~더라도` (〜だとしても、〜であっても)

前に来る事柄が事実であったとしても、後ろの文の結果には影響がない、という逆の条件を表します。語幹にそのまま ~더라도 (トラド) を付けます。

例文 (`~더라도`)

내일 비가 오더라도 저는 등산을 갈 거예요. (明日雨が降ったとしても、私は登山に行くつもりです。)

아무리 바쁘더라도 아침은 꼭 먹어야 해요. (いくら忙しくても、朝ごはんは必ず食べなければなりません。)

③ 過去への後悔・仮定:`~았/었더라면` (もし〜だったなら)

過去の事実とは違うことを仮定し、「もしあの時〜だったら、…だったのに」という後悔や願望を表す、高度な表現です。後ろには `~(으)ㄹ 텐데``~(으)ㄹ 것이다` が続くことが多いです。

例文 (`~았/었더라면`)

그때 공부를 더 열심히 했더라면 시험에 합격했을 텐데... (あの時もっと熱心に勉強していたなら、試験に合格しただろうに…。)

내가 부자였더라면 그 차를 샀을 것이다. (もし私がお金持ちだったなら、その車を買っただろう。)


今回のまとめ

  1. 基本的な条件は `~(으)면` を使う。
  2. 逆の条件「〜だとしても」は `~더라도` を使う。
  3. 過去の事実に反する後悔や仮定は