韓国語 中級編:「〜だと言う」を伝える 〜間接話法①(平叙文)〜

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中級編:「〜だと言う」を伝える 〜間接話法①(平叙文)〜

안녕하세요!

今回は、他の人の発言や自分の考えを引用して伝える「間接話法」を学びます。「田中さんが『明日来る』と言っていました」のように、情報を伝達する際に欠かせない表現です。韓国語の間接話法は、引用する文が「〜だ」という平叙文なのか、「〜か?」という疑問文なのか、また動詞・形容詞・名詞のどれなのか、時制は何か…などによって語尾が細かく変化する、まさに文法の総合力が試されるテーマです。今回は、その第一歩として、平叙文(「〜だ」という普通の文)の間接話法をマスターしましょう。

間接話法の基本:`~고 하다`

間接話法の基本形は、「[引用する文] + ~고 하다 (コ ハダ)」です。하다は「言う」という意味で使われます。ポイントは、[引用する文]の最後の語尾が、品詞や時制によって変化することです。

平叙文の間接話法の語尾変化

品詞時制語尾 + `고 하다`例文
名詞現在~(이)라고 하다학생이라고 해요. (学生だと言います)
形容詞現在~다고 하다예쁘다고 해요. (きれいだと言います)
動詞現在~ㄴ/는다고 하다다고 해요. / 먹는다고 해요.
過去~았/었다고 하다다고 해요. (来たと言います)

動詞の現在形は、パッチム無+ㄴ다고、パッチム有+는다고となります。

会話での省略形:`~대요`

実際の会話では、~다고 해요~대요 (テヨ) に、~(이)라고 해요~(이)래요 (イレヨ) のように、頻繁に省略されます。

例文で省略形を比較しよう

그 식당은 아주 맛있대요. (その食堂はとても美味しいそうです。) - `맛있다고 해요`の省略

친구가 내일 한국에 온대요. (友達が明日韓国に来るそうです。) - `온다고 해요`の省略

저 사람이 의사래요. (あの人は医者だそうです。) - `의사라고 해요`の省略

어제 비가 많이 왔대요. (昨日、雨がたくさん降ったそうです。) - `왔다고 해요`の省略


今回のまとめ

  1. 間接話法は、他者の発言や情報を伝える表現で、基本は`~고 하다`
  2. 引用する文の品詞や時制によって、`~(이)라고`, `~다고`, `~ㄴ/는다고`のように語尾が変わる。
  3. 会話では`~대요`, `~(이)래요`という省略形が多用される。

次回は、疑問文(「〜かと尋ねる」)や命令文(「〜しろと言う」)の間接話法を学びます。

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