第12回:過去を語ろう! 〜現在完了形と過去分詞〜

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第12回:過去を語ろう! 〜現在完了形と過去分詞〜

Nyt puhutaan menneistä! (ヌト プフターン メンネイスタ! さあ過去について話そう!)

今回は、フィンランド語の「過去」の表現を学びます。スペイン語の点過去のように、過去の出来事を表すのに最も一般的に使われるのが、英語の現在完了形に似た「現在完了形」です。作り方は、olla動詞と、「過去分詞」という新しいパーツを組み合わせるだけ。これをマスターすれば、過去の経験や、完了した出来事を話せるようになります!

現在完了形の作り方:`olla` + 過去分詞

現在完了形は、「ollaの現在形」と「能動の過去分詞」の2つのパーツでできています。

パーツ②:能動の過去分詞の作り方

過去分詞は、動詞の語幹に -nut/-nyt を付けます(母音調和)。主語の数によっても形が変わります。

不規則な過去分詞: tehdä (する) → tehnyt, nähdä (見る) → nähnyt, mennä (行く) → mennyt

現在完了形の活用例 (`puhua` - 話す)

Minä olen puhunut
Sinä olet puhunut
Hän on puhunut
Me olemme puhuneet
Te olette puhuneet
He ovat puhuneet

現在完了形の使い方

過去の出来事が、現在に何らかの影響や関連を持っているときに使われます。

Olen jo syönyt aamiaisen. (私はもう朝食を食べ(てしまい)ました。)

Oletko koskaan käynyt Suomessa? (今までにフィンランドを訪れたことがありますか?)

Hän on asunut Japanissa viisi vuotta. (彼は5年間日本に住んでいました。)

否定文の場合は、olla動詞を否定形にします。
Minä en ole vielä nähnyt sitä elokuvaa. (私はまだその映画を観ていません。)


今回のまとめ

フィンランド語の基本的な過去形、現在完了形を学びました。

  1. 作り方は「`olla`の現在形 + 能動の過去分詞 (`-nut/-nyt, -neet`)」。
  2. 過去の経験や、完了した出来事を表すのに広く使われる。

次回は、フィンランド語の未来の表現について学びます。実は、そこには驚きの事実が隠されています!

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