第7回:もっと動詞を使いこなそう! 〜動詞タイプ2と3〜

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第7回:もっと動詞を使いこなそう! 〜動詞タイプ2と3〜

Lisää verbejä! (リサー ヴェルベヤ! もっと動詞を!)

第4回では、基本となる「動詞タイプ1」の活用を学びましたね。今回は、日常会話でよく使われる他のタイプの動詞、「動詞タイプ2」と「動詞タイプ3」の活用ルールを見ていきます。タイプごとに少しずつ活用パターンが違いますが、一度覚えてしまえば、話せることの幅がぐっと広がりますよ!

動詞タイプ2 (`-da/-dä`動詞)

原形の語尾が -da または -dä で終わる動詞のグループです。活用はとてもシンプルで、この`-da/-dä`を取って、人称語尾を付けるだけです。

例:saada (もらう、得る), syödä (食べる), voida (〜できる)

`syödä` (食べる) の活用

主語活用形
minäsyön
sinäsyöt
hänsyö (人称語尾なし)
mesyömme
tesyötte
hesyövät

Mitä sinä syöt lounaaksi? (君は昼食に何を食べますか?)

Saan paljon sähköposteja joka päivä. (私は毎日たくさんのEメールを受け取ります。)

動詞タイプ3 (`-la/-lä, -na/-nä, -ra/-rä, -sta/-stä`動詞)

このタイプの動詞は、語幹の最後に`e`を加えてから人称語尾を付けます。

例:opiskella (勉強する), mennä (行く), nousta (上がる)

`opiskella` (勉強する) の活用

語幹 `opiskell-` → `opiskele-` + 人称語尾

  • minä opiskelen
  • sinä opiskelet
  • hän opiskelee

Menen elokuviin. (私は映画館へ行きます。)

Hän opiskelee Helsingin yliopistossa. (彼はヘルシンキ大学で勉強しています。)


今回のまとめ

新しい動詞の活用タイプを2つ学びました。

  1. 動詞タイプ2 (`-da/-dä`) は、語尾を取って人称語尾を付けるだけ。
  2. 動詞タイプ3 (`-la, -na...`) は、語幹に`e`を加えてから人称語尾を付ける。

フィンランド語の動詞は全部で6タイプほどありますが、今回までの3タイプでかなりの動詞をカバーできます。動詞のタイプを見分けて、正しく活用させる練習をしていきましょう!

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