write は、母音が変化するタイプの不規則動詞です。過去形wrote、過去分詞形writtenの形をしっかり覚えましょう。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | write | I need to write an email. |
三単現形 (3rd Person Singular) | writes | She writes a blog. |
過去形 (Past) | wrote | He wrote a letter. |
過去分詞形 (Past Participle) | written | This book was written by him. |
現在分詞形 (Present Participle) | writing | What are you writing? |
発音注意!: `write`の最初の`w`は発音しません(黙字)。`right`(正しい、右)と全く同じ発音になります。
write をマスターする鍵は、その「文字を記す」イメージと、目的語を2つ取る文の形を理解することです。
write の本質は、ペンやキーボードといった道具を使い、紙や画面などの表面に、意味を持つ文字や記号を記録していくことです。この「記録する」という感覚から、文章だけでなく、音楽を「作曲する」(`write a song`)という意味にも広がります。
`write`は`give`と同様に、「誰に」「何を」という2つの情報(目的語)を伴うことが多く、その語順には2つのパターンがあります。
I will write you a letter.
(私は君に手紙を書きます)I will write a letter to you.
(私は君に手紙を書きます)どちらも同じ意味ですが、①の形の方がよりスムーズに聞こえることが多いです。
名前、レポート、エッセイなど、書く対象を直接目的語に取る、最も基本的な使い方です。
例文:Please write your full name and address here.
(ここにあなたの氏名と住所を書いてください。)
your full name and address
- 「あなたの」という所有格で特定されているため、他の冠詞は付きません。
例文:I have to write an essay about the environment.
(私は環境についての小論文を書かなければならない。)
an essay
- 「一つの小論文」という不特定のものを指すため`an`が付きます。the environment
- 「(我々を取り巻く)その環境」という、一つしかない共通認識のものなので`the`が付きます。
手紙やメールなどを、特定の人に宛てて書く使い方です。上記で説明した2つの文型が使われます。
例文:She writes her grandmother a letter every month.
(彼女は毎月、祖母に手紙を書きます。)
her grandmother
- 所有格で特定。a letter
- 「一通の手紙」なので`a`。
例文:I'm writing an email to a client.
(私は顧客にメールを書いています。)
an email
- 「一通のメール」。a client
- 「ある一人の顧客」。
write down (〜を書き留める): Could you please write down your phone number?
(あなたの電話番号を書き留めていただけますか?)
your phone number
- 所有格で特定。`write down`は、忘れないようにメモする、というニュアンスを強調します。
write back ((手紙やメールの)返事を書く): I sent him an email, but he hasn't written back yet.
(彼にメールを送ったが、まだ返事を書いてきていない。)
an email
- 「一通のメール」。`write back`は`reply`とほぼ同じ意味で、より口語的です。
お疲れ様でした!`write`の使い方は、特に目的語を2つ取る文型を理解することが重要です。
`write`は、思考を形にするための強力なツールです。まずは短い日記やメールを英語で書くことから`write`の練習を始めてみましょう!