write

ステップ1:動詞writeの不規則活用

write は、母音が変化するタイプの不規則動詞です。過去形wrote、過去分詞形writtenの形をしっかり覚えましょう。

活用形例文(クリックで発音)
原形 (Base Form)writeI need to write an email.
三単現形 (3rd Person Singular)writesShe writes a blog.
過去形 (Past)wroteHe wrote a letter.
過去分詞形 (Past Participle)writtenThis book was written by him.
現在分詞形 (Present Participle)writingWhat are you writing?

発音注意!: `write`の最初の`w`は発音しません(黙字)。`right`(正しい、右)と全く同じ発音になります。

ステップ2:writeのコアイメージと最重要の文型

write をマスターする鍵は、その「文字を記す」イメージと、目的語を2つ取る文の形を理解することです。

writeのコアイメージ:「道具を使って、表面に『文字や記号を記す』こと」

write の本質は、ペンやキーボードといった道具を使い、紙や画面などの表面に、意味を持つ文字や記号を記録していくことです。この「記録する」という感覚から、文章だけでなく、音楽を「作曲する」(`write a song`)という意味にも広がります。

最重要ルール: 目的語を2つ取るwriteの2つの文型

`write`は`give`と同様に、「誰に」「何を」という2つの情報(目的語)を伴うことが多く、その語順には2つのパターンがあります。

どちらも同じ意味ですが、①の形の方がよりスムーズに聞こえることが多いです。

ステップ3:本動詞writeの基本パターン

① [文字・文章など]を書く

名前、レポート、エッセイなど、書く対象を直接目的語に取る、最も基本的な使い方です。

例文:Please write your full name and address here. (ここにあなたの氏名と住所を書いてください。)

冠詞ルール: your full name and address - 「あなたの」という所有格で特定されているため、他の冠詞は付きません。

例文:I have to write an essay about the environment. (私は環境についての小論文を書かなければならない。)

冠詞ルール: an essay - 「一つの小論文」という不特定のものを指すため`an`が付きます。the environment - 「(我々を取り巻く)その環境」という、一つしかない共通認識のものなので`the`が付きます。

② [人]に手紙などを書く

手紙やメールなどを、特定の人に宛てて書く使い方です。上記で説明した2つの文型が使われます。

例文:She writes her grandmother a letter every month. (彼女は毎月、祖母に手紙を書きます。)

冠詞ルール: her grandmother - 所有格で特定。a letter - 「一通の手紙」なので`a`。

例文:I'm writing an email to a client. (私は顧客にメールを書いています。)

冠詞ルール: an email - 「一通のメール」。a client - 「ある一人の顧客」。

ステップ4:writeを使った頻出句動詞

write down (〜を書き留める): Could you please write down your phone number? (あなたの電話番号を書き留めていただけますか?)

冠詞ルール: your phone number - 所有格で特定。`write down`は、忘れないようにメモする、というニュアンスを強調します。

write back ((手紙やメールの)返事を書く): I sent him an email, but he hasn't written back yet. (彼にメールを送ったが、まだ返事を書いてきていない。)

冠詞ルール: an email - 「一通のメール」。`write back`は`reply`とほぼ同じ意味で、より口語的です。

まとめ:writeマスターへの最終確認

お疲れ様でした!`write`の使い方は、特に目的語を2つ取る文型を理解することが重要です。

`write`は、思考を形にするための強力なツールです。まずは短い日記やメールを英語で書くことから`write`の練習を始めてみましょう!