wake は不規則動詞です。過去形woke、過去分詞形wokenの形をしっかり覚えましょう。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | wake | I have to wake up early. |
三単現形 (3rd Person Singular) | wakes | He wakes up at the same time every day. |
過去形 (Past) | woke | I woke up late today. |
過去分詞形 (Past Participle) | woken | I was woken by a loud noise. |
現在分詞形 (Present Participle) | waking | I have trouble waking up in the morning. |
wake をマスターする鍵は、それが「意識の目覚め」を表す言葉だと理解し、「身体の起床」を表す`get up`と区別することです。
wake の本質は、眠っている無意識の状態から、意識がはっきりして「目が覚める」という、精神的な変化の瞬間にあります。物理的に体を起こすかどうかは関係ありません。アラームが鳴って、ハッと意識が戻るイメージです。通常、`up`を伴って`wake up`という句動詞で使われます。
「起きる」という一連の流れを、2つの句動詞で分担しています。この違いはネイティブにとって絶対的なものです。
I woke up at 6 a.m., but I stayed in bed for a while.
(午前6時に目が覚めたが、しばらくベッドの中にいた)I finally got up at 6:30 a.m.
(最終的に午前6時半に起きた(起床した))「`wake up`して、しばらくしてから`get up`する」という時間の流れをイメージしましょう。
`wake`は、ほとんどの場合`up`を伴って`wake up`という句動詞として使われます。
主語が「目が覚める」という、最も基本的な使い方です。
例文:What time do you usually wake up?
(普段、何時に目が覚めますか?)
例文:I woke up in the middle of the night.
(私は夜中に目が覚めた。)
the middle of the night
- 「夜の真ん中」→「夜中」という特定の時間帯を指すため`the`が使われる定型句です。
誰かを眠りから覚まさせる、という使い方です。目的語(人)の位置にルールがあります。
目的語が名詞の場合:`wake`と`up`の間に置いても、後に置いてもOK。
→ `wake the baby up` も `wake up the baby` も両方正しい。
目的語が代名詞(me, you, him, herなど)の場合:必ず`wake`と`up`の間に置かなければなりません。
→ 正: `wake me up` / 誤: `wake up me`
例文:Could you wake me up at seven tomorrow morning?
(明日の朝7時に私を起こしてくれますか?)
例文:A loud clap of thunder woke the entire family up.
(大きな雷鳴が家族全員を起こした。)
A loud clap of thunder
- 「一発の大きな雷鳴」。the entire family
- 特定の「その家族全員」。
お疲れ様でした!`wake up`が意識の「目覚め」であり、`get up`が身体の「起床」であるという、決定的な違いを理解することが何よりも重要です。
この使い分けができると、朝の行動を非常に正確に、そしてネイティブらしく表現することができます。あなたの朝のルーティンを、ぜひ`wake up`と`get up`を使って説明してみてください!