cook は、edを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用は非常にシンプルです。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | cook | I have to cook dinner. |
三単現形 (3rd Person Singular) | cooks | My mother cooks every day. |
過去形 (Past) | cooked | He cooked a delicious meal. |
過去分詞形 (Past Participle) | cooked | The fish is perfectly cooked. |
現在分詞形 (Present Participle) | cooking | What are you cooking? |
cook をマスターする鍵は、その「熱を加える」という具体的な調理法をイメージすることです。
cook の本質は、焼く、煮る、炒める、蒸すなど、食材に「熱を加えて調理する」という行為全般を指します。火や熱が介在するのが`cook`です。そのため、熱を加えないサラダやサンドイッチには、通常`cook`は使いません。
I will cook some pasta.
(パスタを茹でる)I will make a salad.
(サラダを作る)コーヒーを入れるのは`make coffee`、サンドイッチを作るのも`make a sandwich`です。`cook`は「加熱」とセットで覚えましょう。
具体的な料理名を目的語に取る使い方と、単に「料理する」という行為そのものを指す使い方があります。
例文:I'm cooking a special dinner for her birthday.
(私は彼女の誕生日のために、特別なディナーを作っています。)
a special dinner
- 「ある一つの特別なディナー」という不特定のものを指すため`a`。her birthday
- 所有格で特定されています。
例文:Who cooked last night?
(昨夜は誰が料理したの?)
`give`と同じように、目的語を2つ取ることができます。`cook 人 物` と `cook 物 for 人` の両方の形を覚えましょう。
例文:My husband sometimes cooks me a wonderful breakfast.
(私の夫は時々、私に素晴らしい朝食を作ってくれます。)
a wonderful breakfast
- 「ある一つの素晴らしい朝食」なので`a`。
例文:I cooked some pasta for my kids.
(私は子供たちのためにパスタをいくつか作った。)
some pasta
- `pasta`は不可算名詞ですが、「ある程度の量」を示す`some`が付いています。my kids
- 所有格で特定。
動詞の`cook`と形が同じ名詞`cook`、そしてそれに似た`cooker`は、意味が全く違うので、絶対に区別して覚えましょう。
cook (名詞) → 料理人: He is a professional cook.
(彼はプロの料理人です。)
a professional cook
- 「一人のプロの料理人」なので`a`。
cooker (名詞) → 調理器具: I bought a new rice cooker yesterday.
(昨日、新しい炊飯器を買った。)
a new rice cooker
- 「一台の新しい炊飯器」なので`a`。
cooking (名詞) → 料理すること: My hobby is cooking.
(私の趣味は料理です。)
cooking
- 「料理すること」という行為(動名詞)なので冠詞は付きません。
お疲れ様でした!`cook`が「熱を加える」という具体的な調理法を指す動詞であることが、お分かりいただけたでしょうか。
今度キッチンに立つときは、「これは`cook`かな? `make`かな?」と考えてみてください。その意識が、あなたの食に関する英語表現をより正確にします!