remain は、edを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用は非常にシンプルです。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | remain | The question remains. |
三単現形 (3rd Person Singular) | remains | He remains a mystery. |
過去形 (Past) | remained | They remained friends. |
過去分詞形 (Past Participle) | remained | The city has remained unchanged. |
現在分詞形 (Present Participle) | remaining | The remaining tickets are few. |
remain をマスターする鍵は、その「フォーマルさ」と「不変」のイメージを理解することです。
remain の本質は、周囲の状況がどう変わろうとも、あるいは他のものが無くなった後でも、主語だけが「元の状態を保って、そこに存在し続ける」という、芯の通ったイメージです。`stay`が一時的な滞在も含むのに対し、`remain`にはより永続的で、変化しない「残留感」があります。
Let's stay home and watch a movie.
(今夜は家にいて映画を見よう)The cause of the accident remains unknown.
(その事故の原因は依然として不明のままだ)「とどまり続ける」というコアイメージが、様々な状況でどのように使われるか見ていきましょう。
主語がある状態を「保ち続ける」ことを表す、最も重要な使い方です。`be`動詞のように、主語と状態をイコールで結ぶ「連結動詞」として機能します。
例文:Despite the chaos, he remained calm.
(混乱にもかかわらず、彼は冷静なままだった。)
the chaos
- 文脈上、特定の「その混乱」を指すため、定冠詞`the`が付きます。
例文:Please remain seated until the bus comes to a complete stop.
(バスが完全に止まるまで、着席したままでいてください。)
the bus
- 乗っている特定のバス。a complete stop
- 「一つの完全な停止」という名詞句として`a`が付きます。
物理的にある場所に「居続ける」ことを表します。`stay`よりもフォーマルな響きを持ちます。
例文:After the party, only a few guests remained.
(パーティーの後、ほんの数人の客だけが残った。)
the party
- 特定のパーティー。a few guests
- 「少数の客」という量を表す表現です。
例文:She decided to remain in her hometown.
(彼女は故郷にとどまることを決めた。)
her hometown
- 所有格で特定されています。
他のものがなくなったり、時間が経ったりした後に、何かが「残っている」状態を表します。
例文:Little hope remains.
(ほとんど望みは残っていない。)
Little hope
- `hope`は不可算名詞で、`little`は「ほとんどない」という否定的な量を表します。冠詞のない`little`は否定的な意味になります。
例文:A lot of questions remain to be answered.
(多くの疑問が未解決のまま残っている。)
A lot of questions
- 「たくさんの疑問」。`question`は可算名詞なので複数形になっています。
the remaining ... (残りの〜): I will handle the remaining tasks.
(残りのタスクは私が処理します。)
the remaining tasks
- `remaining`が形容詞として使われ、「残っているところの」とタスクを特定するため`the`が付きます。
It remains to be seen (それはまだわからない): It remains to be seen whether our plan will succeed.
(我々の計画が成功するかどうかは、まだわからない(まだ見られるべきこととして残っている)。)
お疲れ様でした!`remain`が、日常会話の`stay`よりも、よりフォーマルで「不変」のニュアンスを持つ動詞であることが、お分かりいただけたでしょうか。
`remain`は特にライティングや、少し改まったスピーチで使うと、あなたの英語を格上げしてくれます。ニュースや記事などで`remain`がどのように使われているか、ぜひ注目してみてください!