meet

ステップ1:動詞meetの不規則活用

meet は不規則動詞です。過去形と過去分詞形が同じ met になる、`keep`や`sleep`と同じタイプの変化をします。

活用形例文(クリックで発音)
原形 (Base Form)meetNice to meet you.
三単現形 (3rd Person Singular)meetsHe meets many clients.
過去形 (Past)metI met him for the first time.
過去分詞形 (Past Participle)metHave you met my sister?
現在分詞形 (Present Participle)meetingI'm meeting a friend for lunch.

ステップ2:meetのコアイメージとseeとの違い

meet をマスターする鍵は、その「合流点」のイメージを理解し、`see`との役割分担を意識することです。

meetのコアイメージ:「2つ以上のものが、ある一点で『合わさる・交わる』」

meet の本質は、別々の場所にいた人や物が、ある特定の「合流点」で一緒になるイメージです。初めての「出会い」も、約束した場所での「待ち合わせ」も、要求と成果が一致する「要求を満たす」も、全てはこの「一点で合わさる」というコアイメージで説明できます。

ニュアンスの違い: meet と see

「Nice to meet you. (初めまして)」と「Nice to see you. (また会えて嬉しい)」の違いを考えると、イメージが掴みやすいです。

ステップ3:本動詞meetの基本パターン

① [人]と(初めて)会う、知り合う

誰かと初めて面と向かって会う、という使い方です。

例文:I met my wife at a university party. (私は妻と大学のパーティーで出会った。)

冠詞ルール: my wife - 所有格で特定。a university party - 「ある一つの大学のパーティー」という不特定のイベントなので`a`が付きます。

② [人]と(約束して)会う

約束や計画に基づいて、誰かと待ち合わせる、面会するという使い方です。

例文:Let's meet in front of the main gate at 3 p.m. (午後3時に正門の前で会いましょう。)

冠詞ルール: the main gate - 特定の「その正門」を指すため`the`が付きます。

例文:I have to meet the deadline for this report. (私はこのレポートの締め切りに間に合わせなければならない(締め切りと会わなければならない)。)

冠詞ルール: the deadline - 特定の締め切り。this report - 指示詞で特定。

③ [要求・基準・期待など]を満たす

要求や基準という「目標点」に、自分の能力や結果が「到達する」という比喩的な使い方です。ビジネスで頻出します。

例文:The product did not meet our expectations. (その製品は私たちの期待を満たさなかった。)

冠詞ルール: The product - 特定の製品。our expectations - 所有格で特定。

例文:Applicants must meet all the requirements for the position. (応募者はその職の要件をすべて満たさなければならない。)

冠詞ルール: all the requirements, the position - どちらも特定のものを指すため`the`。

ステップ4:meetを使った頻出句動詞

meet up (with) ((気軽に)集まる、会う): A group of us are meeting up for a drink after work. (仕事の後、私たちのグループは一杯飲むために集まります。)

冠詞ルール: A group of us - 「私たちのうちの一つのグループ」。a drink - 「一杯のお酒」。

まとめ:meetマスターへの最終確認

お疲れ様でした!`meet`が「出会いの合流点」に焦点を当てた動詞であり、`see`との使い分けが重要であることがお分かりいただけたでしょうか。

`meet`は、人との出会いからビジネス上の要求まで、様々な「出会い」を表現する重要な動詞です。`Nice to meet you.`から始めて、様々な場面で使いこなせるようになりましょう!