meet は不規則動詞です。過去形と過去分詞形が同じ met になる、`keep`や`sleep`と同じタイプの変化をします。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
---|---|---|
原形 (Base Form) | meet | Nice to meet you. |
三単現形 (3rd Person Singular) | meets | He meets many clients. |
過去形 (Past) | met | I met him for the first time. |
過去分詞形 (Past Participle) | met | Have you met my sister? |
現在分詞形 (Present Participle) | meeting | I'm meeting a friend for lunch. |
meet をマスターする鍵は、その「合流点」のイメージを理解し、`see`との役割分担を意識することです。
meet の本質は、別々の場所にいた人や物が、ある特定の「合流点」で一緒になるイメージです。初めての「出会い」も、約束した場所での「待ち合わせ」も、要求と成果が一致する「要求を満たす」も、全てはこの「一点で合わさる」というコアイメージで説明できます。
I'm going to meet a new client.
(新しい顧客と会う(初めてor約束して))I'm going to see a friend this weekend.
(今週末、友達と会う(遊ぶ)予定だ)「Nice to meet you. (初めまして)」と「Nice to see you. (また会えて嬉しい)」の違いを考えると、イメージが掴みやすいです。
誰かと初めて面と向かって会う、という使い方です。
例文:I met my wife at a university party.
(私は妻と大学のパーティーで出会った。)
my wife
- 所有格で特定。a university party
- 「ある一つの大学のパーティー」という不特定のイベントなので`a`が付きます。
約束や計画に基づいて、誰かと待ち合わせる、面会するという使い方です。
例文:Let's meet in front of the main gate at 3 p.m.
(午後3時に正門の前で会いましょう。)
the main gate
- 特定の「その正門」を指すため`the`が付きます。
例文:I have to meet the deadline for this report.
(私はこのレポートの締め切りに間に合わせなければならない(締め切りと会わなければならない)。)
the deadline
- 特定の締め切り。this report
- 指示詞で特定。
要求や基準という「目標点」に、自分の能力や結果が「到達する」という比喩的な使い方です。ビジネスで頻出します。
例文:The product did not meet our expectations.
(その製品は私たちの期待を満たさなかった。)
The product
- 特定の製品。our expectations
- 所有格で特定。
例文:Applicants must meet all the requirements for the position.
(応募者はその職の要件をすべて満たさなければならない。)
all the requirements
, the position
- どちらも特定のものを指すため`the`。
meet up (with) ((気軽に)集まる、会う): A group of us are meeting up for a drink after work.
(仕事の後、私たちのグループは一杯飲むために集まります。)
A group of us
- 「私たちのうちの一つのグループ」。a drink
- 「一杯のお酒」。
お疲れ様でした!`meet`が「出会いの合流点」に焦点を当てた動詞であり、`see`との使い分けが重要であることがお分かりいただけたでしょうか。
`meet`は、人との出会いからビジネス上の要求まで、様々な「出会い」を表現する重要な動詞です。`Nice to meet you.`から始めて、様々な場面で使いこなせるようになりましょう!