live は、dを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用はシンプルですが、発音に最大の注意が必要です。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | live | Where do you live? |
三単現形 (3rd Person Singular) | lives | He lives in New York. |
過去形 (Past) | lived | I lived in Canada for a year. |
過去分詞形 (Past Participle) | lived | She has lived here all her life. |
現在分詞形 (Present Participle) | living | I am living with my parents. |
同じ`live`というスペルでも、品詞によって発音が全く異なります。
I live in Japan.
(私は日本に住んでいる)I want to see a live concert.
(私は生のコンサートが見たい)複数形の`lives`も同様に、動詞なら/lɪvz/ (リヴズ)、名詞「命(lifeの複数形)」なら/laɪvz/ (ライヴズ)と発音が変わります。文脈で判断しましょう。
live をマスターする鍵は、その「継続的な存在」のイメージを理解することです。
live の本質は、単に存在するだけでなく、生命活動を維持し、ある場所に根を下ろして「暮らしを営んでいる」という、継続的な状態です。家という拠点があり、そこで日々を過ごしているイメージが中心となります。
住んでいる場所の種類によって、前置詞`in`, `at`, `on`を使い分けるのが重要です。
live in [都市/国/建物の中]: 都市や国など比較的広い「面」や、アパートなど「空間の中」に住むイメージ。
live at [住所]: 「〜番地」という、地図上の「点」を示す具体的な住所。
live on [通り/階]: 「〜通りに面して」や「〜階に」という「線上」のイメージ。
例文:They live in a big house with a beautiful garden.
(彼らは美しい庭付きの大きな家に住んでいる。)
a big house
, a beautiful garden
- どちらも「ある一つの」家、庭という不特定のものを指すため、不定冠詞`a`が付きます。
例文:He lives at 123 Main Street.
(彼はメインストリート123番地に住んでいます。)
123 Main Street
- 具体的な番地と通り名(固有名詞)なので、冠詞は付きません。
寿命や生活の様子など、「命を持って存在する」という、より根源的な意味で使われます。
例文:My great-grandmother lived to be 102 years old.
(私の曽祖母は102歳まで生きた。)
例文:He lives a simple life in the countryside.
(彼は田舎で質素な生活を送っている。)
a simple life
- `life`は通常不可算名詞ですが、「〜な生活」と形容詞が付く場合は「一つの〜な生活」と数えられるものとして扱い、`a`が付きます。the countryside
- 「その田舎」という特定の場所、または「田舎という環境」を指すため`the`が付きます。
live on (〜で生計を立てる、〜を常食とする): It's difficult to live on a small pension.
(少ない年金で生計を立てるのは難しい。)
a small pension
- 「一つの少ない年金」。
live up to ((期待など)に応える): The sequel didn't live up to the original movie.
(その続編は、オリジナルの映画に対する期待に応えられなかった。)
The sequel
, the original movie
- どちらも特定の作品を指すため`the`。
お疲れ様でした!`live`の基本的な使い方と、特に重要な発音のルール、前置詞の使い分けがご理解いただけたでしょうか。
`Where do you live?` `I live in Japan.`のように、`live`は自己紹介の基本です。このページの表現をマスターして、自分の暮らしについて話せるようになりましょう!