learn の過去形・過去分詞形は、learned(米)とlearnt(英)の2つの形がありますが、どちらも正解です。まずは一般的なlearnedで覚えましょう。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
---|---|---|
原形 (Base Form) | learn | I want to learn a new language. |
三単現形 (3rd Person Singular) | learns | He learns quickly. |
過去形 (Past) | learned / learnt | She learned a lot. |
過去分詞形 (Past Participle) | learned / learnt | What have you learned? |
現在分詞形 (Present Participle) | learning | I'm learning to play the piano. |
learn をマスターする鍵は、それが「プロセス」ではなく「結果・習得」を表す動詞だと理解することです。
learn の本質は、勉強や経験を通じて、これまでできなかったこと、知らなかったことが、自分の能力や知識として「獲得される・身につく」という結果にあります。`study`が机に向かう「過程」なら、`learn`はテストで100点を取ったり、自転車に乗れるようになったりした「到達点」のイメージです。
I learned how to drive a car.
(私は車の運転の仕方を習得した)I studied the traffic rules.
(私は交通ルールを勉強した)「交通ルールを`study`し、その結果、運転の仕方を`learn`した」という関係性です。
「何を」身につけるかによって、後ろに続く形が変わります。
運転、料理、楽器の演奏など、具体的なスキルや技術の「やり方」を習得する、という場合に使う最重要の構文です。
例文:I am learning how to cook Italian food.
(私はイタリア料理の作り方を学んでいます。)
Italian food
- 「イタリア料理」という一般的なジャンルを指すため、冠詞は付きません。
例文:My son finally learned how to ride a bike.
(私の息子はついに自転車の乗り方を覚えた。)
a bike
- 「一台の自転車」という一般的なものを指すため`a`が付きます。
単語や歴史、ニュースなど、知識や情報を「見聞きして知る」という使い方です。
例文:We learned about the history of our city at school.
(私たちは学校で、自分たちの街の歴史について学んだ。)
the history of our city
- 「私たちの街の」と特定されている歴史なので`the`。school
- 「授業」という目的で使われる場合、冠詞は付きません。
例文:I was shocked to learn that he had resigned.
(彼が辞職したと知って、私はショックを受けた。)
特に失敗などの経験から、将来に活かすべき「教訓」を学ぶ、という重要な使い方です。
例文:We can learn a lot from our mistakes.
(私たちは自らの失敗から多くのことを学ぶことができる。)
a lot
- 「たくさんのこと」という量を表す定型句。our mistakes
- 所有格で特定。
お疲れ様でした!`learn`が知識やスキルの「習得という結果」に焦点を当てた動詞であることが、お分かりいただけたでしょうか。
`study`と`learn`の違いを意識して使い分けるだけで、あなたの英語はより論理的で、ネイティブの感覚に近づきます。何かを達成した際には、ぜひ`I learned it!`と実感してみてください!