learn

ステップ1:動詞learnの活用

learn の過去形・過去分詞形は、learned(米)とlearnt(英)の2つの形がありますが、どちらも正解です。まずは一般的なlearnedで覚えましょう。

活用形例文(クリックで発音)
原形 (Base Form)learnI want to learn a new language.
三単現形 (3rd Person Singular)learnsHe learns quickly.
過去形 (Past)learned / learntShe learned a lot.
過去分詞形 (Past Participle)learned / learntWhat have you learned?
現在分詞形 (Present Participle)learningI'm learning to play the piano.

ステップ2:learnのコアイメージとstudyとの違い

learn をマスターする鍵は、それが「プロセス」ではなく「結果・習得」を表す動詞だと理解することです。

learnのコアイメージ:「新しい知識やスキルが、自分のものとして『身につく』こと」

learn の本質は、勉強や経験を通じて、これまでできなかったこと、知らなかったことが、自分の能力や知識として「獲得される・身につく」という結果にあります。`study`が机に向かう「過程」なら、`learn`はテストで100点を取ったり、自転車に乗れるようになったりした「到達点」のイメージです。

最重要: study と learn の違い

「交通ルールを`study`し、その結果、運転の仕方を`learn`した」という関係性です。

ステップ3:本動詞learnの基本パターン

「何を」身につけるかによって、後ろに続く形が変わります。

① learn how to do:[技能]のやり方を学ぶ

運転、料理、楽器の演奏など、具体的なスキルや技術の「やり方」を習得する、という場合に使う最重要の構文です。

例文:I am learning how to cook Italian food. (私はイタリア料理の作り方を学んでいます。)

冠詞ルール: Italian food - 「イタリア料理」という一般的なジャンルを指すため、冠詞は付きません。

例文:My son finally learned how to ride a bike. (私の息子はついに自転車の乗り方を覚えた。)

冠詞ルール: a bike - 「一台の自転車」という一般的なものを指すため`a`が付きます。

② [知識・情報]を学ぶ、知る

単語や歴史、ニュースなど、知識や情報を「見聞きして知る」という使い方です。

例文:We learned about the history of our city at school. (私たちは学校で、自分たちの街の歴史について学んだ。)

冠詞ルール: the history of our city - 「私たちの街の」と特定されている歴史なので`the`。school - 「授業」という目的で使われる場合、冠詞は付きません。

例文:I was shocked to learn that he had resigned. (彼が辞職したと知って、私はショックを受けた。)

冠詞ルール: この文の`learn`の目的語は`that`以下の文(名詞節)なので、冠詞は関係ありません。

③ learn from [経験・人]:〜から教訓を学ぶ

特に失敗などの経験から、将来に活かすべき「教訓」を学ぶ、という重要な使い方です。

例文:We can learn a lot from our mistakes. (私たちは自らの失敗から多くのことを学ぶことができる。)

冠詞ルール: a lot - 「たくさんのこと」という量を表す定型句。our mistakes - 所有格で特定。

まとめ:learnマスターへの最終確認

お疲れ様でした!`learn`が知識やスキルの「習得という結果」に焦点を当てた動詞であることが、お分かりいただけたでしょうか。

`study`と`learn`の違いを意識して使い分けるだけで、あなたの英語はより論理的で、ネイティブの感覚に近づきます。何かを達成した際には、ぜひ`I learned it!`と実感してみてください!