drive は、母音が`i→o→i`と変化するタイプの不規則動詞です。この変化パターンをしっかり覚えましょう。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | drive | I can drive. |
三単現形 (3rd Person Singular) | drives | She drives a sports car. |
過去形 (Past) | drove | He drove all night. |
過去分詞形 (Past Participle) | driven | I have never driven a truck. |
現在分詞形 (Present Participle) | driving | Who is driving? |
drive をマスターする鍵は、その「操縦」のイメージを理解し、単に「乗る」ことを意味する`ride`と区別することです。
drive の本質は、自動車やバス、トラックなど、主にハンドルが付いている乗り物を、自分の意思で「操作し、動かす」ことです。自分が運転席に座ってコントロールしているイメージです。
I can drive a car.
(私は車を運転できる)I ride the bus to school.
(バスに乗って学校へ行く)I like to ride my bicycle.
(自転車に乗るのが好きだ)車、バス、トラックなどを運転する、最も基本的な使い方です。
例文:My father drives a taxi.
(私の父はタクシーを運転しています(タクシー運転手です)。)
a taxi
- 「(たくさんあるタクシーの中の)一台」という意味ですが、職業として「タクシーという乗り物」を運転することを示しています。
例文:We drove to the beach instead of taking the train.
(私たちは電車に乗る代わりに、車でビーチへ行った。)
the beach
- 特定のビーチ。the train
- 特定の交通手段。
誰かを目的地まで車に乗せて連れて行く、という使い方です。`drive 人 to 場所` の形が基本です。
例文:I have to drive my children to school every morning.
(私は毎朝、子供たちを学校まで車で送らなければならない。)
my children
- 所有格で特定。school
- 「勉強する」という本来の目的で通う場合、冠詞は付きません。
騒音やプレッシャーなどが、人の精神をある状態へと「駆り立てる」という、比喩的な使い方です。特に`drive me crazy`(私をイライラさせる)は頻出します。
例文:The constant noise from the construction site is driving me crazy.
(工事現場からの絶え間ない騒音が、私をイライラさせる。)
The constant noise
- 特定の騒音。the construction site
- 特定の工事現場。
`drive`は「ドライブ、車での小旅行」という、数えられる名詞としても非常によく使われます。`go for a drive`という形で覚えてしまいましょう。
例文:Let's go for a drive on Sunday.
(日曜日にドライブに行こうよ。)
a drive
- 「一回のドライブ」という数えられる活動の単位として`a`が付きます。
例文:It's a long drive from here to the Grand Canyon.
(ここからグランドキャニオンまでは長距離のドライブだ。)
a long drive
- 「一回の長いドライブ」。the Grand Canyon
- 特定の地名(固有名詞)なので`the`が付きます。
お疲れ様でした!`drive`が「乗り物を操縦する」というコアイメージから、様々な意味に発展することがお分かりいただけたでしょうか。
`drive`は現代社会の移動手段を語る上で欠かせない動詞です。このページの例文を参考に、ぜひ使いこなせるようになってください!