become は、`come`と同じく、過去分詞形が原形と同じ形に戻る不規則動詞です。
活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
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原形 (Base Form) | become | I want to become a doctor. |
三単現形 (3rd Person Singular) | becomes | A caterpillar becomes a butterfly. |
過去形 (Past) | became | He became famous overnight. |
過去分詞形 (Past Participle) | become | She has become a great leader. |
現在分詞形 (Present Participle) | becoming | The city is becoming more popular. |
注意: `become`の活用は `become - became - become` となります。過去分詞形が原形と同じ`become`に戻ることをしっかり覚えましょう!
become をマスターする鍵は、その「大きな変化」のイメージを理解し、他の動詞との役割分担を明確にすることです。
become の本質は、主語が以前とは全く違う状態や存在に「完全に変化する」ことです。幼虫が蝶になるような、不可逆的で、しばしば大きな変化を表します。そのため、人の職業やアイデンティティの変化など、重要でフォーマルな文脈で好まれます。
「〜になる」を表す動詞は、変化の種類やフォーマルさで使い分けます。
She became a lawyer.
(彼女は弁護士になった)I'm getting hungry.
(お腹が空いてきた)The leaves turned red. / He turned 20.
(葉が赤くなった / 彼は20歳になった)`become`は`be`動詞のように、後ろに名詞や形容詞を続けて「〜になる」という意味を作ります。
職業、役割、関係性など、主語が新しい「アイデンティティ」になることを表す、最も代表的な使い方です。
例文:My son wants to become a firefighter.
(私の息子は消防士になりたがっている。)
a firefighter
- 「(たくさんいる職業の中から)一人の消防士」という不特定のものを指すため、不定冠詞`a`が付きます。
例文:After many years, the two companies became partners.
(長年を経て、その2社はパートナーになった。)
the two companies
- 特定の2社。partners
- 複数形の名詞で、一般的な「パートナーという関係」になったことを示します。
例文:What was a small town has now become a major city.
(かつて小さな町だったものが、今や大都市になった。)
a small town
- 不特定の「一つの小さな町」。a major city
- 不特定の「一つの大都市」。
主語がある状態へと「変化する」ことを表します。`get + 形容詞`よりも、変化がより決定的で、フォーマルな響きを持ちます。
例文:The issue became more complicated.
(その問題はより複雑になった。)
The issue
- 話題になっている特定の「その問題」なので、定冠詞`the`が付きます。
例文:It has become clear that he lied to us.
(彼が我々に嘘をついたことが、明らかになった。)
お疲れ様でした!`become`が、人生の転機や大きな変化を語るための、重要で少しフォーマルな動詞であることが、お分かりいただけたでしょうか。
あなたの夢や目標、人生の転機について語る時、ぜひ`become`を使ってみてください。あなたの英語が、より深みのあるものになりますよ!