「たくさん」を表す "many", "much", "a lot of"
状況に応じて「たくさん」を使い分けることで、より自然な英語に近づきます。
「たくさん」の三銃士
英語で「たくさん」と言いたいとき、主に3つの表現が使われます。`many`, `much`, `a lot of` です。これらの最も大きな違いは、うしろに「数えられる名詞」が来るか「数えられない名詞」が来るか、という点です。
基本ルール:可算名詞には `many`、不可算名詞には `much`
まずは、この基本原則をしっかり押さえましょう。これは絶対的なルールです。
- many + 数えられる名詞の複数形 (e.g., many books, many people)
- much + 数えられない名詞 (e.g., much water, much time)
`many` の使い方(主に疑問文・否定文で)
`many` は、特に会話では、疑問文や否定文で使われることが多いです。肯定文で使うと、少し硬い、フォーマルな響きになることがあります。
`much` の使い方(主に疑問文・否定文で)
`much` も `many` と同様に、疑問文や否定文で使われるのが基本です。肯定文で `much` を単独で使うことはあまりなく、`so much` や `too much` のような形で使われるのが一般的です。
最強の助っ人 "a lot of" / "lots of"
`many` と `much` の使い分けに迷ったら、これを使えば間違いありません。`a lot of` は、可算名詞にも不可算名詞にも使え、肯定文・疑問文・否定文のすべてで自然に響く、非常に便利な表現です。`lots of` は `a lot of` よりも少しカジュアルな言い方です。
まとめ
「たくさん」と言いたいときは、まず `a lot of` を使う癖をつけるのがおすすめです。それに慣れてきたら、疑問文や否定文で `many` や `much` を使ってみると、より表現の幅が広がります。可算か不可算かの区別は常に意識しましょう。